大学生の主張 -2ページ目

初女⑤

受験当日

自分は学区第2位の進学校を受験した

結果からいうと、出来は最悪だった

いや、最悪だと思いこんでいた

落ち込んだ自分は次の日、あんなに大好きだった学校をやすんだんだ

休んだのは泣きすぎで目が腫れていたことと、自分への戒め

学校へ行けるのは、あと3日だというのに

ますます落ち込んでいる自分のもとにメールが届いた

彼女からだった

「大丈夫?試験で落ち込んでんの?」

たったそれだけだが、自分は癒された

その気づかいが無性に嬉しかった

自分「大丈夫だよ。けど高校は絶対落ちたわ」

彼女「クラムボンはきっと大丈夫だよ。あんなに頑張ってきたんだから。知ってるよ、毎日塾に行って遅くまで頑張ってたこと。みんなが遊んでるのにクラムボンは我慢して勉強してたこと。もし、落ちてても、私はちゃんと知ってるから」

本当に嬉しかったんだ

電話をかけた

自分「今から会える?」

彼女「うん」

振られるのはわかっていた

けど、言わずにはいられなかった

公園のベンチで待っている彼女

自分「よっ!」

彼女「よっ!(笑)」

自分「メールありがとな!めっちゃ嬉しかった」

彼女「いえいえ(笑)」

自分「でな、聞いてほしいことがあるんやけど…いい?」

彼女「いいよ」

自分「ユキと初めて会ったとき、別にユキのことなんてなんとも思ってなかったんだ。けど…毎日一緒にいるうちに、ユキの存在が自分にとってめっちゃ大きくなってた。ユキが笑ってたら自分も楽しくなったし、ユキが泣いてたら自分もしんどくなった。もっとユキと一緒にいたいんよ。…なんかよく分からんくなってきたな……要するに自分はユキが大好きなんやわ。自分と付き合ってくれん?」

また目の前が真っ暗になった

続く

初女④

その日から彼女との関係はイジリとイジラレではなく、男と女になった

彼女は自分の話をニコニコ笑って聞いてくれた

そして彼女の話をケラケラ笑いながら聞いた

あの頃毎日学校に行くのが楽しくて仕方なかった

自分達はちょうど受験の最中

学校はそんな自分達の休息の場所だったんだ

そんなある日、いつもより早く学校に着いた

誰もいないだろうと思ってたら、彼女1人でそこいた

自分「なにしてるん?」

彼女「呼び出されたんだぁ」

自分「だれに?」

彼女「Bくんに」

Bってのはサッカー部のキャプテンで、黒い

自分と結構仲良くしてて、20歳になった今でも地元に帰ると必ず会うやつだ

自分「なんで?」

彼女「告られたんだ」

目の前が真っ暗になった

正直、Bは顔もまぁまぁで性格は文句のつけようが無かった

Bと付き合ったら、Bは彼女を幸せにしてくれる

それは間違いなかった

自分「よかったやん」


精一杯の強がりだった


けど彼女は悲しそうな顔をして

彼女「けど好きな人いるから…」

自分「え?もったいない。誰が好きなん?」

彼女「…秘密(笑)」

自分「なんやそれ(笑)」

危機は過ぎたが好きな人がいるという話を聞いて、自分は負けを悟った


続く

初女③

部活が終わったあとAを呼び止めて近くのコンビニに向かった

A「どうした?」

自分「彼女と別れたんやって?」

A「あ~そのことか。クラムボンと一緒のクラスやったっけ?」

自分「うん。なんで別れたん?」

A「好きやなくなったから」

自分「そっか…もうダメなん?アイツは何も言わんで別れてくれたかもしれんけど、Aのことめっちゃ好きなんよ」

A「…ダメやなぁ。自分に気持ちがないのに付きあってても、しょうがないから」

自分「そうなんやけどさぁ…」

それからしばらく話したが、何も進展しなかった

もともと、進展する話ではないのだが、そのときは気づかなかった

次の日、いつも通り学校に行くと彼女が友達と話して笑っていた

なんだなんだ?そんなもんなんか?まぁ元気になったんならよかったけど…

席につくと、彼女が話しかけてきた

彼女「Aくんと話したんやって?」

自分「ん?(ヤバかったかなぁあせる)」

彼女「めっちゃ嬉しかった。ありがと」

…キュン

自分は恋してしまいました

続く