前回、
「ここで、お店をすることになった理由」
について書きました。
今、私が「里音」をしているこの場所。
実は昔、
旅館だったんです。
私の曾祖父母の代から、
この場所では旅館を営んでいたそうです。
今でも、どこか旅館だった頃の面影が残っています。
旅館としての役目を終えたあと、
今度は家族の飲食店として
使われるようになりました。
私にとっては、
昔から当たり前のようにあった場所。
でも、
自分がここでお店を始めることになってから、
「ここって、
いったいどんな場所だったんだろう」
と、改めて考えるようになりました。
昔は旅館として、
いろんな人が訪れていた場所。
そして今は、
家族の飲食店があり、
そこに私の「里音」が加わりました。
時代が変わって、
形は変わっても、
この場所には、
人が訪れ、過ごしていく時間が
ずっと続いているんだなと思います。
そう考えると、
私がここでお店を始めたことも、
ただ「ここに場所があったから」
ということではなく、
これまでこの場所で
積み重なってきた時間の
続きをつくっているような気がします。
そして、
ここで自分のお店を始めるなら、
どんな名前にしよう。
どんな場所にしていこう。
そんなことを、
少しずつ考えるようになりました。
その中で生まれたのが、
「里音」という名前です。
次回は、
どうして「里音」という名前にしたのか。
この名前に込めた思いを、
お話ししたいと思います。
