母の日ですが、今日は父の命日でもあるので、

父を思い出しています。

思えば父は、こんな人だったなぁと

今になってしみじみそう感じるのです。

兎にも角にも明るい性格で、

ちょっと人並み外れるレベルの“裏のない人間”でした。

あっそうそう、銭形平次を見ると、

喋り方が同じで面白いんです。

江戸っ子弁なんです。京都に80年も住んでいたのに、

両親も京都の人なのに、喋り方は銭形平次なんです。



あんな調子で、いつも「いいよいいよ」って、

何でも「いいよ」って言うんです。

何を相談しても「いいよ!」としか言わないので、

思春期なんて、もう相談するの辞めようって思ってたぐらいです。

あれしていい?これしてみたい。あれしたい!

私がどんな無茶を言い出しても「いいよ!

好きにやりな!どんどんやりな!」って言うんです。



社会人になって、ちょっと深刻なことを相談した時もやっぱり返事は「いいよ」でした。

「お前のことだから、よくよく考えた結論だろうし、いいよ」って言ってくれました。



よく考えたら、なんて許容量が大きいんでしょね。

何もかもすべて許容する!と態度で示してくれました。

ありがたい親です。

おかげでこんなホウトウ娘が出来上がってしまいましたが、

まぁたぶん父は「いいよ!」って言ってくれてるでしょう(ってことにしておきましょうか)



本当に明るくて心の広い、金色に輝くような父でした。



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