認知症について、知識や学びを深める中で「オレンジプラン」「認知症サポーター養成講座」という言葉や 存在は知っていた 

 
「いつか受講を 」そう思いながら、その「いつか」にならずにいた
 
 
先日 「オレンジ・ランプ 」という映画を見た 
39歳という若さで若年性認知症 と診断された夫とその妻、家族と仲間の物語
 
 
見終わった後、 その足 、いや、その指で
「認知症サポーター養成講座」を探した。
「今、受講しなければ… この機会を逃すと『いつか』は来ない」
 
 
講座を主催されるキャラバン・メイトは沢山いらっしゃる
オンライン開催される所もある
 
私は、直近でリアルに対面で受けられ、
老舗で毎月開催されている ここなら! と思う所にした
 
 
問い合わせると、3ヶ月先まで 満席 。
 
近い日程で、他のキャラバンも開催しているが、私の中では、開催日が個人的な記念日にあたるその日受講すると決まっていた
 
確信とか、願うとか、祈るとかではない
そうなると「わかっていた」ので、一択でキャンセル待ちを申し込んだ
 
 
 果たして、 直前になって 連絡が来た 
「キャンセルが出ました
急ですが、大丈夫ですか?」
 
勿論です
 
受講者は、土地柄や日程的に、平均年齢高めだった。
近く老々介護や介護者予備軍となるような年代だった。
 
講師はお若いながら自宅介護に力を入れ施設を経営されている
さすが傾聴に長けていらっしゃるだけあって、「先生、トイレ行ってもいいですか?」の挙手連発にも、穏やかに応えられる先生だった
 
 
内容はなるほどと勉強になる。
 
自身は、実際に体験しながらそれに気づいていった
 
経験したからこそ、受講内容が身につまされて辛くなる場面もあった。
逆に今だからこそ、体験と照らし合わせ、より理解できるし、冷静に客観的に聞けたとも言える
 
 
渦中は、知識を学ぶ余裕や情報もなかった
だが、そうなる前に、知識として先に知っていたら
もっと人にも自分にも優しくなれたのではないかと思う
 
 
講座終了後、認知症サポーターの証が頂ける
 
映画を観て、楽しみにしていた「オレンジリング」だが
令和3年度以降、講座受講証明グッズは、リストバンドからカードになったそうだ
 
 
自治体によるが、私が受講したところはオレンジリングは有料。
手渡し販売しておらず、送料と合わせて振込すると届けられる仕組みである。
リング自体は100円だが、送料が1010円となかなかである。
 
 
ちなみに、サポーターカードはご当地デザイン
どこで講座を受講するかも選択基準の一つになるかもしれない
 
 
カードは
「あなたの味方ですよ
何かお手伝いできること、ありますか?」
そんな心と姿勢の証である
 
 
いずれ我が身も行く道
やさしくありたい
 
 
 
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最後に「シネマレシピ」
 
介護に悩む、または、いずれと心配されているお客様におすすめさせて頂いている映画を幾つかご紹介
 
 
 
●『オレンジ・ランプ』
認知症と聞いた、第三者の誤解や、初めて接する家族がやりがちな過ちが、よく描かれている
参考にして、NGを避け、理解し、共に生きる、行動に移していきたい
 
 
●『ロストケア』
介護する方、される方
いつまでどれだけ続くのか 不安と葛藤
疲弊と希望
正義と理不尽さ
人生や社会の穴に落ちた時、どうするか
問いかけてくる
 
 
ご家族の介護をご相談頂いたお客様に
この映画をご紹介したら、すぐご覧になってご報告頂いた
映画レビューとは違う、実体験のお気持ちである
シェア有り難うございます
 
「このタイミングで観なければ、あそこまで泣くことはなかっただろう。という感じに、涙が終始流れてきました。
置かれている立場で考えが異なるけれど、どちらの考えもわかる。。。
救った。ということもわかる。と感じました。
こんなに大変な思いをしている方が、どれだけいるんでしょう。。
どこまで私が寛大に受け止めてあげられるのか。
その器を手に入れたいです。
どうにか苦しみが軽くなるといいのに、、
認知症の方が5人に1人とTVで見かけ、
私だって、友達だって、誰もがなる可能性がある訳ですし、
経験をさせていただいていることに、意味があるんだろいうなと感じます。
なんとか、奇跡を起こしていきたい、
という気持ちが湧いてきます。
せめて(進行を)最大限に遅らせていきたいです。
大切なことを、いつも教えてくださり本当にありがとうございます」
 
N様ありがとうございます
 
 
実際は十人百色
症状やケース、環境もそれぞれだが
知らないよりは心構えができる
エンターテイメント半分、としても、ご参考になれば幸いである