注目されていた「辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票」が終わりました。
結果は以下の通りです。
・賛成 114,933
・反対 434,273
・どちらでもない 52,682 投票の総数 601,888
投票資格者の総数 1,153,591
さて、この投票は「辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票条例」に基づくもので、
その第10条第2項には
県民投票において、本件埋立てに対する賛成の投票の数又は反対の投票の数のいずれか
多い数が投票資格者の総数の4分の1に達したときは、知事はその結果を尊重しなければならない。
と決められています。
ルール通り計算してみると、反対の票の方が数が多く、その投票資格者の総数に対する割合は
37.6%で4分の1に達しました。知事はこの結果を尊重する義務があります。
と伝えれば良いニュースなのですが、
ここで、このニュースを題材にして「編集」という作業を考えます。
1.もし、反対派の人が編集したら
「72%の人が反対票を投じた」 と言うかもしれません。しかし、これを聴いた人は「沖縄県民の
72%が反対の意思を持っているんだ」と思うかもしれません。
でも正解は72%ではなく、37.6%です。
2.次に、賛成派の人が編集したら
「反対票は過半数に達しなかった」 と言うかもしれません。しかし、これを聴いた人は、反対意見は
採択されなかったんだ、と思うかもしれません。
でも、正解は「4分の1を越えたので採択された」です。
冒頭から書いたように伝えればいいのに、「編集」によって事実が伝わりにくくなります。
では、こんな風に編集したらどうでしょう。
県民投票では48%の人が投票せず、「どちらでもない」に投票した人を合わせると、賛成反対の
意思表示をしなかった人達が過半数を超える。もはやこの問題は賛成反対で決着がつく単純な
ものではなく、複合的なものであると県民は感じているようだ。