ジャズをするならできて当たり前のこと
ジャズピアノの定期的な個人レッスンはなしでグループ授業にだけ行っている。ジャズのアンサンブルの授業があった。9月から渡されたリードシートはトータル18曲のスタンダード。2年間アンサンブルのクラスに仕事の時間とあわなくて行けなかったことを思うと喜ぶべき状況かもしれないが、すごく時間がかかる。これらの曲のピアノを、テーマを覚えて両手で弾けるようにして(これも耳コピで裏コードをところどころ入れたりしてリハモする)ソロをすらすら弾けるようになるために各コード進行を覚え、各コードに対応するスケールを覚え、弾けるようにし、それができたら移調ができるように度数で言えるようにし、ソロがよくなるようにソロを耳コピし、コンピングがよくなるように耳コピし、それが弾けるようになるまで18曲練習するとなるとフラストレーションでいっぱいになる。なぜかと言うと、わたしはコードの暗記が自分で苦手だと思っているし今まで知っていてすぐ使えるのはブルーズと枯葉とブルーボッサだけだと言う暗記レベルだからだ。わたしの脳は、音で全暗記すると言うシステムになっており、コードの暗記は遅ればせながらの新しいチャレンジなのだ。そう言う自分には曲数が多すぎる。コツコツできるだけの事をすればいいと自分に言い聞かせる。 とにかく、数年前にやった曲を渡すと言われてもらったEast of the sunと言う曲は、弾いてみるとやったことを思い出した。何を思い出したかと言うと、耳コピしていなくてただ、コードを覚えようとしたが、テーマの出だしとよく似ている部分があり、途中でコード進行が変わるところで間違えて前に進めなかったことを思い出した。当時ついていたジャズピアニストには、言葉にこそ出さなかったが『あ~あ、こいつはダメだ。』と思われているような気配がしたことを覚えている。だから今回は絶対、コード進行を覚えると決めた。テーマを弾き込むとソロに入りたくなる。テーマとソロまでひとテーマ分、弾けるようにして行った。3・4日かかった。先週もらったもう一曲の On a misty nightはイントロしか耳コピしていなくて、コードも覚えていなかった。さて、授業の前にコードを覚える努力をしていると何の勉強しているんだと聞かれたのでEast of the sunは見てきたけどOn a misty nightは勉強していないと言った。わたしの最低限の勉強したというのはコード進行が覚えてテーマが弾けると言うレヴェルの話だ。練習はEast of the sunから始まったが、リードシートを見ないか見るかでちょっと戸惑った。うちではないので状況が変わって記憶がとんでへまをすることは大いにあり得る。だから、そんな時に安心材料として、裏返すのではなく、グランドピアノの譜面台を倒して、見えないようにしてその上に置くことにした。ジャズピアニストはわたしがリードシートを見ることを毛嫌いする。なんとなく視線でジャズピアニストがわたしがリードシートを見ないようにしている状況を把握したと感じた。わたしが先生なら、いつも暗記が心配で見てしまう生徒が努力して覚えてきたらそれを見てほめてあげるが、そう言うことは一切ない。ジャズではそれが当たり前のことだからだ。できないものは、ジャズに向いていない、さようならと言う雰囲気がするのはわたしだけだろうか。ベーシストは今、わたしの住んでいる地域で増え続けるコロナでお休みだったが、ビブラフォンとギタリストがテーマもコードも覚えてきていなかった。それはそうだ。18曲もあるのだ。それらに彼らは別のアトリエもビッグバンドにも参加していて、トータルすると一体どれだけの数の勉強すべきスタンダードがあるのかわたしは想像ができない。たまたま、やっていなかった。担当の先生は、何回かっリードシートを使って弾かせた後、楽譜を裏向きにさせて見ないようにし、弾かせて、何回も弾かせて、耳で聴いて弾けるようにさせるやり方をとった。これがジャズでは当たり前なのだろうか。二人とも、苦戦していた。それを聞いて、数年前の自分に言ってあげたかった。この曲のコードは覚えにくいところがあるんだ。こんなにレベルの高い若者達でも勉強しない限りすっとは弾けないところがあるので、コードで小さい時から学んでいなかったわたしが間違ったからと言ってフラストレーションを感じる必要は全くなかったんだ、と。このアトリエの前に、ジャズピアニストの個人レッスンが、行われており、すごく弾けるサンパ君をここにいれ、彼が来たい時にいつでも残れるように配慮しているが、今回はサンパ君が残った。サンパ君が自由なリズムでコンピングをするのを、また、自由に初見でソロをとるのを聴いて、ジャズピアニストはご満悦そうだった。わたしのことは名指しでは言わなかったが、「ペダルを入れたり、コンピングの時にテーマを弾いていたりしたが、コンピングも耳コピしなければいけない。」耳が痛かった。自分でも気がついていたことだったからだった。当たっているので余計にムカついた。でも、ジャズでは耳コピして弾けるようにする、それしか手はないようなので、やろうと思う。うちに帰ってから夫に言った。もっと、幸せになるようなやり方で上達するジャズピアノってないんやろか?ストレス多すぎ。別のジャズピアニストの出会いを求めて他の音楽学校当たってみようかとふと思った。前にも上げたけど、このバージョンのイントロは耳コピしてあるから(時間かかった)続きでコンピングしよか。East Of Sun (And West Of The Moon) (Live At Jazzhus Montmartre, Copenhagen / March 5th 1991)Provided to YouTube by Universal Music GroupEast Of Sun (And West Of The Moon) (Live At Jazzhus Montmartre, Copenhagen / March 5th 1991) · Kenny Barron · Sta...www.youtube.com