旅行3日目 洞窟めぐり | 音楽すること・生きること

音楽すること・生きること

フランスに住んでいます。結婚、出産、国を超えての度重なる引っ越しを経てフランスに在住、長男が小学校5年生の時から仕事を
再開。その1年後にジャズピアノを始めました。
音楽・その他、日々の出来事を綴っています。

フランスにはいくつも訪れることができる洞窟がある。
以前、キャンプをしながら洞窟を訪れたのは、
アルザス地方を旅行した時だった。もう7・8年
前ではなかっただろうか。
ガイドがいた洞窟探検はスリリングだった記憶はあるが
そこまで肉体的に大変だった覚えはない。
 
今回、夫が最初にバスク地方に行くと決めた時、
わたしたちに最初に尋ねたのは、
洞窟を訪れることに興味があるかないかだった。
次男とわたしは、あんまり興味がないと答えた。
洞窟の中は気温が5度で、あたたかい服を
着ていかなければならないと夫は言った。
こどもは10歳から参加できるといことだった。
わたしと次男は、洞窟にあまり興味がなかったが、
夫は自分が行きたかったのだろう、
粘りに粘って、そんなに言うんだったらと、夫は
わたしたちのしぶしぶの同意を得ることができた。
 
洞窟の中で録画した。中ではいつも水の音が聞こえてきた。
誰かが話す声も入ってしまった。
 
 
 
わたしたちは、8人グループに一人、23歳の
ガイドがついてくれ、2時間、洞窟の中を、
探検した。
入り口こそ、車いすの人も通れるようにだろう、
細いながら、まっすぐに道が作られ、通りやすかったが
ある時から、ロッククライミングが彷彿される、
岩から岩へと、手と足を使って、移動することになった。
昨日のオルザルテのつり橋への3時間半の道のりは、
この洞窟探検のための準備運動だったのかと
一瞬思ったくらいだ。
ある時は、そこはお尻を(岩に)つけて、移動して、
などと、ガイドの男性がいつもわたしに気を配って
アドバイスしてくれた。ここは、こっちから通ると、
通りやすいと言ってくれたり、
この日は若いガイドのお兄さんに、
手を貸してもらったり、お世話になった。
アルザスの時に大変だった記憶がないので、
割と大きめのリュックを持っていたら、これは、
後で取りに来れるからここに置いておこうと
わたしの負担を軽減してくれたり、
汗でわたしのメガネが曇っているのも見て、
メガネ便利か❔と聞かれたり、
必要でなかったら、外したらと言いたそうだったが、
外したら前があまり見えないので、そのままかけていた。
あまりにもわたしが暑そうなので、そのレインコート
脱いだらと言われて洞窟の水が落ちても濡れないように
と思ってきていたレインコートを脱いだ。
実はその下にまだ、薄いダウンジャケットとカシミヤの
カーディガンを着ていたので汗びしょびしょになっていた。
そこまでの厚着は必要なかった。
わたしにはロッククライミングをしているような
状態だったので、気温が5度でも、全然寒いと
感じなかった。気がついたのは、太ももの筋力が
弱いこと。弾みをつけて岩を上ろうとするのだが、
脚力が頼りなかった。わたしは、信じがたい思いになった。
腕力はなかったが、走るのは速かったし、高校の時は
陸上部だった。足の筋肉はあると思っていたので、
体がついてこないことに驚いた。でも、トレーニングも
していないし、昔は昔、今は今。
8人の中で一番、わたしがひ弱だったのは明白で、次男が、
ガイドがいつもママを助けるためにママの横にいると、
言っていた。わたしたちは一番最初に洞窟に入った
8人グループだったが、次のグループは小学校高学年
くらいの子がたくさんいる、少なく見積もっても
15人くらいはいるグループに若いガイドさんが
一人ついているだけだった。
外に出てから次男に聞いた。
「うちのグループの人数が少なかったん、
ママが一番年上だったからで、ガイドの手助けが
必要なので、少ない人数にしたんかな?」
「ぼくは、そう思うよ。」
来年、もし家族でどこかに行くとしたら、このままでは体力が
ついていけないと確信した。
うちに帰ったら、来年はスポーツジムに登録するか、
少なくとも自分で何か筋トレをすべしと真剣に思った次第だ。
洞窟を訪れることは、activité sportive=スポーツ活動、
と書かれていた通り、まさしく、これは、真剣なスポーツ
活動だった。spéléoloque。洞窟学者、と言う研究分野が
あるそうで、そういう人たちの地道な研究の結果、
ここの洞窟の発見があり、詳しく解明されてきたそうだ。
でも、中に、事故で亡くなった洞窟学者の最期の地となったと
言うところがあって、そのお話を聞いた時に、
この洞窟ツァーの参加者の誰も言葉を発さなかったが、
お話を聞いて心が痛んだのはわたしだけではないようだった。
夫の勧めで洞窟を出てグループと別れてからは、
洞窟で聞いた水が湧き出ると言う、Gorges de Kakuetta
カクエッタ峡谷に行った。
そこで野外のテーブルとベンチを見つけたので、
夫がここで夕食にしようと、キャンプ用のガスや
調理器具を使って、前もって購入していた
調理済み食品を温めていただいた。キャンプ用品を使っての
料理、食器などは、夫が進んで準備してくれる。
感謝。