フランスでは 何でも自分でする「クルマ移動」 | 音楽すること・生きること

音楽すること・生きること

フランスに住んでいます。結婚、出産、国を超えての度重なる引っ越しを経てフランスに在住、長男が小学校5年生の時から仕事を
再開。その1年後にジャズピアノを始めました。
音楽・その他、日々の出来事を綴っています。

月曜には、Mack The Knifeの教材のコンピングと

ソロと4バーズを録音して、ジャズの学校に送付した。

昨日は、編曲の授業のための課題に集中して

取組んだ。まだまだ冒頭の部分をしている。

その後、編曲の時間に1時間半ほど参加し、

その後、自分の仕事に行った。グループ授業で

拍子を足で踏みながら、

中学生の生徒とパーカッションを使って練習していた。

スラ―のついた、裏拍や16分音符がいっぱい出て来る

集中力がマックスいる課題をたくさんやったのだが、

楽器を回してかなり繰り返して練習したので、

やっている時は面白かったが、終わったらどっと疲れた。

最近は、音楽音楽と、他の事を後回しにし過ぎでは

ないだろうかと自問し、仕事に行く前に、

家事をルーティンに入れている。でも、昨日は

自分の上限を上回る一日の活動量だったみたいで

仕事が終わって、職場を出る時に、懇意にしている受付の

マドモワゼルが

わたしが蒼ざめているのを見て、

すごく心配そうな顔で言った。

「やんぱっぱ(わたしのブログでの仮称)、大丈夫?!」

実際、あまり大丈夫でなくて、

うちに帰ったら、ばったり、布団に入る事になった。

心臓マヒとか、脳卒中とかになったら大変だから、

もう、寝るしかない、と横になった。

 

きょうは、フランスでは休日だった。5月1日は、

幸せを運んでくると言われる

スズランを大事な人にプレゼントする日だ。

実際、遠くに住んでいる人には、イメージ写真入りの

メッセージを送ったりする。

わたしもメッセージをいただいてすごくうれしかった。

午前中は家事と、ベリーダンスの振り付けのビデオを見たり、

いろんな人とメッセージ交換をしたり動画を見たり

ゆっくりしたが、お昼ごはんの後は、

鬼のように、試験作りに集中した。

自分の担当している学年の試験でないので、

どうしてわたしに回してくるのかと、

正直言って、不服な気持ちが全然なかったわけではない。

でも、試験の内容の青写真を持って行った時に、

同僚たちに、わたしは言われた。

「フランス語の間違いが一つもない!

あなた、フランスに何年住んでるの?うちでは何語で話すの?

ほんとに、驚いたわ!!」

と言われて、何だか疲れが吹っ飛んだ。

何のことはない、過去問から借用したものや、

どこかから探してきた、「前から存在する」フランス語の

フレーズを使った。この日、ジャズをする時も、

いわゆる、昔から使われてきたフレーズを耳コピして

踏襲することの意味が目から鱗の様に実感された。

わたし達が話す時は、特異な構文をその時その時

作って話しているのではなく、前からあるフレーズを、

自分の気持ちや、

状況によって、抑揚が変わるかもしれないが、

「存在している言葉」を使って話す。ジャズも演奏していて、

ソロのフレーズが曲の内容にあっている時に、

素敵だなと感じられるんだと思った。

ジャズ語を覚える気持なしに、何を弾いていいかわからないと

言っている人はジャズマンからしたら、

気持は分かるけど、言葉を覚えて使えるようにしろや、

なんて思うのではないだろうか。

だから、ジャズを聴いてと、ジャズマン達は言うのだろう。

そうそう、話がそれたが、その続きで、同僚たちの

要望を聞いての書きなおしを今日やった。6時間半くらい

かかった。やるまでは億劫だったが、やり上げたら、

毎日でも、少しずつ試験課題を作りたいと思うほど、

結構やりがいがあったりする。親しい上司から、

提出した試験内容がすごく

よかったとおほめの言葉をいただいた。♡

もっと、ピアノを弾く時間を作らなければ、

というのが今の課題だ。

 

さて、テストを作り終えたわたしは、ドライブに

出かけた。と言っても、気分転換の気軽なドライブでなく、

今度コンサートがある場所には自分でクルマで

行かねばならないので、たどり着けるように

予行演習するためだ。わたしはフランスでいう日曜運転手、

限られたところにちょこっと運転するだけの人だ。

日本にいる時は、電車で仕事に行っていたが、

こちらではクルマがないと不便で、男性はもちろん、

仕事をしている多くの女性もクルマを運転する。

わたしはどちらかと言うと、今まで、運転する人の

横にのっているだけが多かった。知らない道を

ブォ~ッと一人で運転している自分など、

引っ込み思案な自分には想像することも出来なかった。

わたしが自分で内気とかそう言う形容詞を使うと、

必ず爆笑する人がいるので、自分の評価と

他人の評価は違うということも書いておこう。

ガソリンを入れるのもフランスでは各自が行う。

最初は、ノズルが固くて、ずっと握り続けることが

出来ないのではないかと心配したが、非力なわたしでも

何とかなっている。

この国ではセルフサービスが普通、そう感じる。