Brigas Nunca Maisギターソロとコンピングの 耳コピ | 音楽すること・生きること

音楽すること・生きること

フランスに住んでいます。結婚、出産、国を超えての度重なる引っ越しを経てフランスに在住、長男が小学校5年生の時から仕事を
再開。その1年後にジャズピアノを始めました。
音楽・その他、日々の出来事を綴っています。

Nicola Sabato のアレンジのBrigas Nunca Maisの

コンピングは

なんだか、わたしの聞き慣れているものと勝手が違う。

何かに取り組む時、

あまり、なじみのないものでも、どんどん入っていくタイプと

気後れするタイプがいる。

前者が行動力のあるタイプで、わたしは

残念ながら後者の方である。

それに、この曲はsportifyでしか見つからず、

YouTubeにないので、速いパッセージを

速度を遅くして聞けない。

 

昔修業をしたジャズピアニストは、

黒いレコードに針を落として、

何回も何回も何回も何回も聞きなおしたと言う。

今みたいにCDやMP3と言ったものがなかった時代の話を

実際、知り合いのジャズピアニストから聞いたことがある。

だから、sportifyを何回も聞きなおす自分が

昔のジャズピアニストみたいだなと思った。

でも、速度を変えずに耳コピするといいこともある。

曲のイメージの新鮮さが保たれたまま、

耳コピできる。

速度を遅くして耳コピしたことがある人は

経験があるだろうが、遅くする時は、

注意が必要なのだ。

 

速度を75パーセントにすると、だいぶ遅くなるし、

音質がぶれたように、汚くなるが、

細部は、とらえやすくなる。

50パーセントにすると、それより音質が悪くなり、

リズムもとりにくくなるが、音の高さを確認するのには

役に立つ。でも、あまり長い間続けると、

気分が悪くなる。どうしても気になる半音の音程とかが

確認したくて25パーセントに落とすと

もう苦行になる。精神を病みそうになるが、

どうしても知りたいと言う目的があるのでやる。

精神が破壊する前に、この音質がどろ~んとした沼から

抜け出さねばならない。でないと、

本当に気が狂いそうになる。

 

今日は、昨日数小節だけ始めたギターのソロと

ギターソロをピアノでコンピングする場所を耳コピした。

録音の速度が変えられないので、どろ~んとした

病みそうな音を聞いていないので、

今でも元気いっぱいだ。

昨日とおとといは、なかなか、気合が入らなかったが、

大好きな木のスタンプや、透明のスタンプや

テンプレートをネットで飽きずに見ながら、

音が消えていると、Brigas Nunca Maisをつけて聴いたので、

雰囲気がつかめていてやりやすくなったのかもしれない。

今日の集中力は半端なかった。明日はいよいよこの曲の

ピアノソロに取り組みたい。でも、これができても、

終わりじゃないのがジャズピアノ。人のソロを弾いたら、

一回目はいいけど、次回には、別のものを弾かなければ

ならないのだ。それが即興だから。耳コピした後から

分析して、そこから勉強が始まる、そんな風にわたしは

とらえている。いつになったら、その過程がはやく

できるようになるのだろう。