洗車 | 音楽すること・生きること

音楽すること・生きること

フランスに住んでいます。結婚、出産、国を超えての度重なる引っ越しを経てフランスに在住、長男が小学校5年生の時から仕事を
再開。その1年後にジャズピアノを始めました。
音楽・その他、日々の出来事を綴っています。

1月3日、息子の通う高校も、

わたしの仕事も新学期が始まり、忙しくしている。

 

1月2日には洗車をしてさっぱりした。

わたしはうちから大きいバケツにぬるま湯を入れ、

よっこいしょと自宅マンションからパーキングまで運んでいって

古はぶらしと洗車用の長さが25センチくらいある、

大きいスポンジ、そして、手が届かないところの為に、

柄がのびる窓掃除のT字型の掃除道具、古着を、掃除用に

切った物、ビニール袋、ビニール手袋持参で洗車しに行く。

昭和の洗車方法だ。

 

洗車と言うと、わたしが幼ない時に、父がうちの前で

洗車していたのをよく覚えてる。

長い柄付きのやわらかそうなブラシがついたものの

記憶が鮮明に残っている。

洗剤の泡がクルマにモコモコついていて、

クルマ好きな父の、クルマがきれいになった時の笑顔。

昭和の洗車の記憶である。

 

わたしは日本ではクルマに乗っていなかったが、

フランスに来てすべて自動の洗車のところに行くと、

洗車によって車が傷ついたり部品が壊れても

一切責任は負いませんと書いてあり、驚いた。

そこのガソリンスタンドに給油に来ていた人に

そのことを話すと、

クルマの後ろのアンテナを外せばいいのさと

教えてくれた。

でも、このオートマテイックの洗車で部品が壊れたら

面倒と言う思いもあって、わたしは昭和の手洗い洗車をしている。

 

記憶をたどって、もう20年近く前の話になるが

わたしがマレーシアに住んでいた時代は、コンドミニアムに

洗車ができる、水道がついている場所がパ-キングにあった。

わたし達はクルマのない生活を8か月間送っただけだが、

そこの住人は、そのパーキングで洗車をしているのを見た。

フランスにはそう言うパーキング内の水道はない。

自宅から30から40メートル離れたパーキングまで、

バケツの水を運ぶのが重たいと言う、見た目と違って

かよわいわたしには、結構これは、面倒なことである。

月曜日に、クルマで10分くらいのところに、

手で洗うシステムの洗車場があるのを見た。

マレーシアのパーキングがただだったので、

洗車していたお兄さんにきいた。

「今晩は!お金を払わないといけないんですか?」

変な質問をよこす星の王子さまみたいに世間場慣れしたわたしを

その人はさっと見、ほがらかに言った。

「フランスではね、何でもお金がかかるんだよ。」

わたしがその人の隣の洗車スペースに行くと、

1ユーロと2ユーロとか書いてあるのが見えた。

「ユーロと2ユーロっていうのがあるけど・・・」

わたしの記憶が良ければ、その若くて背が高くて髪が短く

カッコイイお兄さんは気持ちよく答えた。

「1ユーロで90秒、2ユーロで・・・」

そのような記憶だったと思う。90秒と言う数字があった

ように思う。

何分とかでなく秒の単位なのだ。

90秒で自分がクルマ全体を洗車するとなると、

ビデオの早送りのように洗車しないと無理ではないかと

巨大スポンジと古はぶらし装備の人物が

洗車する想像力がひとり歩きした。

でも、もっと年をとってクルマに乗るとしたら、

洗車はここでできる可能性はあると言う結論に落ち着いた。

それから、最近、自動車部品を売る店で、

日本語で書いた、洗車用品を見つけた。

背負える水を5L入れる容器と、

シャワー状に手動で動かすシステムがついたものを

5000円くらいで売っていた。

あれも試す価値があるかもしれない。