サイレントピアノ用のヘッドフォン忘備録 | 音楽すること・生きること

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フランスに住んでいます。結婚、出産、国を超えての度重なる引っ越しを経てフランスに在住、長男が小学校5年生の時から仕事を
再開。その1年後にジャズピアノを始めました。
音楽・その他、日々の出来事を綴っています。

サイレントピアノとして使う時に使用するヘッドフォン、

落とした時に、ミニミニサイズのねじが落ちて、

片方の耳当てが外れてしまって数か月経つ。

はじめはテープでくっつけて使用していたが、

2度ほど落ちたので、この方法では、長もちしないとあきらめた。

一方、日曜大工専門店でねじも探したが、小さすぎて売って

いなかった。

はじめは、うちにあったヤマハの日本のサイレントピアノ用の

ヘッドフォンを探して使用したが、

サイレントシステムへさす穴の大きさが日本とフランスとで

違ったので、付属品をつけて聴いたら、

時に普通に聴こえるが次に瞬間に音がはるかかなたから

聴こえるように小さくなり、また大きくなっては

小さくなり、めまいがしそうだった。

気が狂いそうになって夫に訴えると、夫が持っていた

ヘッドフォンを貸してくれた。

 

一代目のヘッドフォンが落としても、5・6年、

頑丈で問題なかったので見落としがちだったが、

落としてはいけないのだ。ピアノに備え付けの

ハンガーみたいに、ヘッドフォン専用の掛けるところがある。

簡単に収納できるが、

窓を閉めに行く時の動線上で、わたしふとももがちょうど

当たる高さにある。それで落ちるのだ。

夫のヘッドフォンは、音はきれいな音が聴こえるのに、

とてもちゃちな1ミリか2ミリの

スポンジ状の耳に当たる部分のカバーがついていた。

それが、わたしの使用頻度に耐えられず、わりとと直ぐに

外れた。そんな薄いプロテクションなのに、無いと

耳が痛くなる。音響の勉強をしている長男が帰省した時に

相談した。

長男は、イヤーパッドだけを買ったらいいと言った。

でも、夫のものは品番号が分からない。

 

そこで、わたしが価格帯を言って、ヘッドフォンを

見繕ってくれるように頼んだら、インターネットでさっと見て、

書き出してくれたので忘備録に残しておく。

 

Audio technica ATH-M40X

Audio technica ATH-M30

Audio technica ATH-M20X

 

長男は、はじめは、Audio technica ATH-M40Xを書き出したが、

サイレントのピアノくらいだったら

Audio technica ATH-M30、何なら、

Audio technica ATH-M20Xでもいいよと言った。

 

でも、結局、このどのモデルも買わなかった。

夫に借りたもので満足していたので、

一番、薄そうなイヤーパッドを注文。

薄いスポンジだから、すごく安く、送料の方が高い。

ただ、モデルが分からないので、賭けではあるが、

フランスのマクドナルドでアールグレーの紅茶を

一杯飲む値段で買えたので、賭けてみた。

でも、このスポンジのサイズがあわなかった時の為に

値段と品質のバランスが取れていて、購入者の評価が

高いものを選んで夫が貸してくれたものと

同じマークのものを別に一つ購入した。

長男の選んでくれた物にも興味はある。次回は

こっちを購入しようと忘備録に記しておく。

 

長男が帰省した時に、距離による演奏のずれについて

質問した。

アマチュアのジャズのコーラスグループを

プロのジャズピアニストが、農家を改造したところで

コンサートの伴奏をした時のことを話した。

聴きに来ていた誰もが口にしなかったが、

わたしには、拍が、はっきりずれているように聞こえた。

かなり、ピアノとコーラスグループの距離が離れていた

ことは確かだが、距離と聴こえ方にはどういう関係が

あるのと質問してみた。

 

概算すると、1メートルの距離があると、3ミリスコンド、

日本語で訳すと間違えそうなので、そのまま書く。

スゴンドというのは秒の事。

聞こえる時間の差が生じるらしい。オーケストラで

指揮者が必要な理由の一つでもあると言うが、

楽器が離れていたら、指揮者がいないと、

音を出すタイミングがずれてくると言う。

視覚を通すのが、距離が離れている時、

音を出すタイミングを合わせやすいらしい。

 

なるほどね、いろんな要素があるんだ。

そう言われてみれば、わたしが聴きに行ったコンサートで

体験したズレほどではなかったが、

自分が、何かのプロジェクトで中学生のコーラスの

ピアノ伴奏をした時に、コンサート会場で

やはり距離があったのだが

弾き始めに、聴こえ方がおかしく、

『ん?ずれて聴こえないか?どこにあわせたらいい?』

と思ったことがあることを思い出した。