きょう、うれしいことがあった。
フランスの学校は9月始まりで、7月上旬からは今年度も
終わって夏休みに入る。新年度の話をすると、
「先生はわたし達の学年を教えてくれるんですか?」
と、きいてきた子がいた。
わたしは、慎重なほうなので、尋ねた。
「また、わたしと勉強したいの?」
「ウィ~!!」と言う笑顔がいくつかあった。小学生達だった。
そういえば、はじめ数ヶ月は ほとんど口も利かずに はすに
かまえて、横目目線でわたしを見ていた中学生の女の子たちも
態度が変っている。
わたしが何か、こうしなさいというと、上機嫌で「オッケー」と言い出した
女の子がいる。
「これ!、試験の時に他の先生の前で、わたしに『オッケー』って
返事しないでよ。」と言うと、また、『オッケー』と、返事をしたので、
他の生徒がまた笑い出した。
はじめは わたしの方を見てやぶにらみをしていた別の女の子も
にこっと 笑うようになったし、よく質問するようになった。
きょう、お誕生日だった男の子がいたので、joyeux anniversaires
(ハッピーバースデー)の歌をみんなで歌った。その子はうれしそうに
照れていた。この子は時々、小さい声で歌ったり、音程が外れることが
ある。ちゃんと歌っているか気になったので、空いていたその子の
となりの椅子にわたしが ドンと陣取ったことがあった。中学生の
その子が歌いながら、何気なく横を見たら、怪獣教師やんぱっぱが
座っていたので、おどろいた。目を丸くして、「わあっ!!」
と言ったあと、笑いこけて、歌えなくなっていた。わたしは笑うのを
我慢していたが、顔が満面の笑顔になってしまって、私自身も
一曲歌えなかった。そんなこともあった。
よろこんで勉強してもらえたなら、自分なりに頑張ったかいがあった。
でも、こういう空気になるまでに時間がかかったな。
他のクラスの生徒のお母さんや、生徒自身からも、要望があった。
よし、これからも がんばろう!