日本語の個人授業中のことだった。
どんな、と言う言葉をフランス人の生徒と使う練習をしていた。
フランスはどんな国ですかと尋ねた。
生徒のフランス人女性は、外国旅行もされているキャリアウーマンで
他の国の話もきいたことがあった。
だから、他の国に行った経験などから、この女性が
どう答えるのかと、答えを待っていた。
彼女はフランス人のことから日本語で話しだそうとした。
「フランス人は、楽しい、そして親切・・・」ここで言いよどんでいた。
優しそうな人なので、この人の周りのフランス人は
親切な人が多いのだろうと推測して待っていたら、
「(フランス人は)親切じゃありません。」と言って笑い出した。
予測していたおきまりの肯定的な表現を見事に裏切られて、
おかしくなって、わたしも笑った。
ふたりで心から笑った。
それから、フランス語で On est jamais content. と言ってにっこり。
批判的精神があるんですよねと、わたしが言うと、そうだと言っていた。
とても論理的なところがあり、各自がそれぞれ自分の意見を持っている。
生徒でも嫌なことは嫌と意思表示がはっきりしている。
こどもでもしかり。驚くようなことが しょっちゅう起こる。