ソメイヨシノに嫌悪感を感じていた件 | リズムラボ(高松市・楽曲制作/ドラム教室/サポート演奏)

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香川県高松市で音楽制作とドラム教室、アーティストサポート演奏等、音楽にまつわるリアルなバックアップ業をしています。

毎年のように、

春になる頃には『桜』をテーマとした曲が生まれたり、歌われたりする。

 

今は大人になれたっぽいので、ちゃんと春を、桜を楽しめるけれど、

桜、その中でも”ソメイヨシノ”に関する悲しい情報を見つけてから、

桜の木の下でわいわいするということに嫌悪感を抱くようになった時期がありました。

 

 

本当のところはどうなのか、詳しく調べたわけではないですが

その時は、その情報に納得してしまったわけです。

 

ソメイヨシノという桜が、戦争で散りゆく命を美化するために利用されたという話。

 

かなりのざっくりですが、

ワッと咲いてワッと散る、その散り際の潔さだとか、

そういうのが日本男児ってもんなんだぜ?という無理矢理なイメージを

国家的に宣揚したという説。

 

神社や公園などにソメイヨシノが植林されたのも、

ある時期に集中しているとかしてないとか。

 

いかんせん、なぜこんなにソメイヨシノばかりが多いのかは、不思議ですよね。

八重桜がもっとあってもいいのに、とか。

 

そういうわけで、

 

その本来の美しさとは裏腹に、

国民の思想操作の道具として使われてしまったソメイヨシノの下で

わいわいするなんて、なんかおかしくないか?

 

そういう20代でした。

 

ただ、ある時、

そこに対して怒りや憤りを持っていても、

特に何も変わる事はないこと、

自分のこれからの生き方にはあまり関係がないことを認める事ができました。

 

ただただ、なにかに反発したかった、

まるで10代の頃と同じことをしたかっただけだったと、

そう思った時に、

 

やっぱり花を見るっていいよな、

と生まれて初めて思う事ができました。

 

それからは、

自宅に花を飾る意味や、

花がもたらす豊かさに気づく事ができました。

 

ソメイヨシノを可哀想な人にしてしまってごめんなさい。

と今は思います。

 

周りからどう利用されようとも、

そんなこと気にせずに生きる事を貫いているわけですものね。

 

 

ちなみに、桜の曲はまだありません。

ご要望ありましたらご一報ください。