こんにちは!Scoti-manです。

ここは、クルセイダーキングス3(Crusader Kings 3 通称「CK3」)の実績解除チャレンジのコーナーです。

(Version:1.8.1 DLC: Fate of Iberia, Royal Court, Northern Lords)

 

前回に引き続き「アル=アンダルス」の実績解除チャレンジの続きを進めていきます。まずは、2代目となったマスードの能力値チェックから。

5科目は学識19が最大で、教育特性も学識レベル3(上から2番目)。他は管理11、策謀10とまぁまぁなのだが、外交7に軍事3と、かなり危険なレベルで低い。特に、軍事3のキャラをプレイするのは初めてなんじゃないだろうか、と思うくらい低い。CK3では、プレイキャラの軍事値で動員可能兵力にボーナスが入るので、軍事値は兵力に直結する要素なのだ。

性格は「冷笑的(Cynical)」「臆病(Craven)」「頑固(Sttuborn)」と

 

宗教に興味が無く、臆病だがこだわりを持つ頑固者

 

といったところか。私、Scoti-manの周囲にこんなタイプがいたら、間違いなく友人にはなっていないだろう。宗教に興味が無いのはOKなんだが、臆病な頑固者、っていうのがかなりめんどくさそう。。軍事もそうだが、外交の低さは封臣からの低評価に繋がる。まだ王国が小さいので、マスードが即位しても内戦勃発の危機は生じなかったが、ある程度大きい王国だったら、おそらく内戦突入だっただろう。

 

というわけで、弱いキャラなので強引な軍事作戦は禁物だ。慎重に進めていかなければならない。

 

イベリア半島は、中規模の王国がひしめいており、勢力はおおむね同じくらい。同盟関係や傭兵雇用で簡単にひっくり返る差だ。この中で頭一つ抜きん出て確実に覇者になるためには、自国の富国強兵化が必須だ。そこで、今回はアフリカ北岸を西から占領していくことにした。アフリカ北岸には中規模クラスの王国が無く、独立している中小公爵・伯爵の集まりなのだ。しかも意外なことに、アフリカの勢力には聖戦が使えるのである。アフリカの勢力もイスラム教なのだが、スンナ派であるアシュアリー派から見て、敵対しているイバド(Ibadi)派、ザイード(Zayydi)派、スフリ(Sufri)派の勢力ばかりなのだ。↓この頃の宗教分布マップ

というわけで、地中海沿岸部の中小勢力に聖戦をしかけてバダホス王国を拡大。邪教徒相手の戦争と言うことで、聖戦騎士団も大活躍。相手が弱小の時は、聖戦騎士団だけを動員して勝利したこともあった。さらに手を伸ばしてバレアレス諸島とサルデーニャ島のカリアリも切り取った。カリアリには鉱山が作れるからね。

さらに、文化混淆も実施。元々はベルベル民族系の「バラニス」という文化だったが、イベリア半島南部を占めるアンダルシア文化と混淆。文化革新を3つほど獲得して、文化時代はようやく「中世初期」へのカウントダウンが始まった。文化時代が「部族時代」のままだと、相続は基本的に「連合分割相続制」になってしまうので、無計画な領土拡大は、王国の分割相続、という形でせっかく作った国が強制的に分裂してしまうのだ。これは「一族の名声」を増やすきっかけになるので、悪いことばかりではないのだが、やはり領土縮小による戦力ダウンは痛い。なるべく早めに「中世初期」へ移行し、通常の「分割相続制」を採用して、強制的な王国分割相続は無いようにしたい。

 

<宮廷を飛び出した息子の嫁>

マスードの子供は3人だけ。長男と、娘が2人と、CK3では少ない方だ。アシュアリー派は初期設定で相続は男子のみなので、実質的に長子相続になる。なので、マスードの相続はそれほど心配していないのだが、後継者である息子は30歳過ぎたのに、子供は女の子一人しかいないのである。なんでだろう?ふと、息子の嫁を見てみたら、なんと宮廷にいなかった(笑)

↑なぜか単身でトリポリの方でさまよっている将来の王妃・シタラ。

あのさ、ウチの息子との間に何があったのか知らないけど、君は将来の王妃なんだし、まだ跡取り息子はいないんだから、宮廷に戻って来て息子と過ごしてよ。

そう思って、放浪している息子の嫁を「宮廷に招待」しようとしたが、数値が足りずに拒否。懐柔してマスードとの友好度を高めれば応じるかも、と思って家でした息子の嫁に懐柔開始(笑)

 

息子の嫁を説得している一方で、イベリア半島にも動きがあった。北部を治めていたカトリックのアストゥリアス王国が、国王が死んで王国の分割相続が行われ、西のレオン王国と東のカスティリャ王国に分裂。同盟も少なくなり、マスードのバダホス王国単独でも、聖戦騎士団を呼べば十分勝てる相手になった。このチャンスを逃さず、916年、レオン王国に対して「ガリシア公爵領の征服戦争」を開始。

兵力は勝っているものの、戦術を間違えれば逆転されうる状況だ。油断せず、地道に占領地を広げ、迫って来た敵軍には主力部隊をぶつけて撃退、ときめ細かい指揮をとって進めた。

この間に、家出中の息子の嫁懐柔作戦はほぼ完了し、友好度はほぼ100になったのだが、それでも「宮廷に招く」は不可。あぁ、どうしよう。。

↑友好度98でも、「宮廷に招く」のジャッジでは+25どまり。宮廷に来てもらうには、他に何かがないとダメみたい。

 

それから少し経ったあと、ガリシア公爵領征服戦争はバダホス王国勝利で終わりヘラクレスの塔やローマの市壁がある伯爵領を獲得。これでさらに自国の強化ができる。ちなみに、カトリックの聖地であるサンティアゴ伯爵領は、イスラム教徒では大聖堂は建築できないと思っていたのだが、なんと建設可能になっていた。まだ作っていないのだが、作ったら効果も得られるのかもしれない。

 

↑918年、史実よりも180年ほど早く第一回十字軍の実施が発表された。マズイ、ウチに来たらたいへんだ(汗

↑920年4月の状況。バダホス王国(XENXIR)はイベリア半島西部とアフリカ北岸を治め、動員可能兵力は7000に。イベリア半島では一番の強国となった。ライバルはイスラム教国のアル=アンダルスとアル=サークだが、この2国は国王の子供が多いので、同盟を組まれる可能性が高く、油断できない。逆に言えば、世代交代で分割相続されて、国王の力が弱くなる危険性も持っている。

 

↑「家でした息子の嫁」問題は、空席になったアフリカの伯爵に息子を任命したことで解消。早速息子の城に帰って来て早速妊娠(笑)

 

 

自国もだいぶ強くなってきたので、そろそろイベリア半島統一へ向けて動こう。まず、北側のカトリック3王国(レオン、カスティリャ、ナバラ)がイスラム教国よりも弱く、聖戦騎士団も使えるので彼らの領土から奪い取っていく。

921年、カスティリャ王に宣戦布告して南部4州を切り取り、925年にはナバラ王国の首都・ナバラ伯爵領を奪取した。「イベリアの闘争」効果で、戦後の停戦期間が7年~8年に延長されているので、短期間で畳みかけることができない。そこで、相手を変えてイスラム教国のアル=サークに対して928年に宣戦布告。王国の中央にあたるカタルーニャ公爵領を奪取した。

順調に領土拡大に成功していたのだが、932年、水を差す事件が発生。なんと後継者である息子が封臣に殺害されたのだ。

おぉ、なんということだ。嫁に逃げられて困っていた息子だったが、伯爵に任命したらようやく嫁も帰って来て、新たな娘も生まれたばかりだというのに・・。イスラム勢力では基本的に男子のみが継承権を持つので、マスードの直系男子による継承はこれでほぼ確実に断絶。後継者は弟となった。

 

だが、長かった「イベリアの闘争」も終盤に差し掛かった。「闘争」の終了条件を確認したところ、現在の「妥協(Compromise)」フェイズで条件を満たせば「Status Quo(現状維持)」で闘争を終了させることができるのだ。

「現状維持(Status Quo)」の条件。けっこう細かい。

↑こちらは効果。これも多い。特徴的なのは、「一族の名声」なんと+10,000。これまでのイベントと比べてまさに桁違い。

「イベリアの闘争」の終わらせ方は3種類ある。そして、実績チャレンジもそれぞれに1つずつ用意されている。他を狙うこともできたが、現時点で「妥協」エンドが選べるので、ここで「妥協」エンドを選択。

「イベリアの闘争」はついに幕を閉じた。イベリア半島の諸勢力はまとまることなく、それぞれの王国が帝国に昇格することとなり、イベリア半島全体を支配する「ヒスパニア帝国」という称号は永久に存在しなくなることとなった。中小規模の帝国の集まり。それがイベリア半島である。

↑「妥協」エンド後のイベリア半島における帝国の慣習的領土。基本的に「妥協」エンド時点で存在した王国はその領土を慣習的領土として帝国に昇格。今回は、プレイキャラのXenxir(バダホス)、生き残った後ウマイヤ朝のアル=アンダルス帝国、イスラム強国のアル=サーク、そして滅亡寸前のナバラも帝国に。他には、セビリヤ帝国とバルセロナ帝国が建国可能となっていた。

 

↑イベリアの闘争を「妥協(Compromise)」で終わらせた実績を獲得。

 

さて、ここからイベリア半島を統一して、いよいよ南フランスに攻め込むか、と思って実績解除可能リストを見たら

 

アル=アンダラスが消えているガーン

 

なんで?どうして?

アル=アンダルスの実績には、「イベリアの闘争」を妥協エンドで終わらせたらダメ、って書いてなかったぞ?大な決断の「トゥール・ポワティエ間の戦いの復讐を果たす」は引き続き表示されている。どうして?

 

調べてみたが、理由はおそらく「ヒスパニア帝国の称号が消滅したから」なんじゃないかと思う。なぜかというと、「トゥール・ポワティエ間の戦いの復讐を果たす」を実行すると、アキテーヌ王国の慣習的領土がヒスパニア帝国の慣習的領土となるからだ。しかし、「妥協エンド」によってヒスパニア帝国の称号が未来永劫に渡って消滅してしまったので、当初の持たされていた効果が全部実行できなくなったため、ではないかと思う。

 

というわけで、「アル=アンダルス」の実績解除を目標に頑張っていた本チャレンジだが、初の失敗となってしまった。代わりに「イベリアの闘争を妥協エンドで終わらせる」の実績を獲得するチャレンジになってしまった。。

もうこれは仕方ない。実績解除チャレンジは、やり直し不可の「鉄人モード」でなければ取れないので、「妥協」実行前のセーブデータをロードしてやり直し、はできないのである。

こういう形でチャレンジ終了、というのはなんとも微妙だが、これはこれで

 

こういうこともある

 

というAARとして終わりにしたいと思う。「アル=アンダルス」は再チャレンジすればいいし。

 

ー とりあえず完 ー