こんにちは!Scoti-manです。

ここは、クルセイダーキングス3(Crusader Kings 3 通称「CK3」)の実績解除チャレンジのコーナーです。

(Version:1.8.1 DLC: Royal Court, Northern Lords)

 

今回挑戦する実績は、コチラ↓

スクリーンショット 2022-05-29 123845.jpg

難易度は「困難(Hard)」。久々の1066年シナリオでカトリックでプレイだ。これまでは、カトリック以外の各地の地元宗教を組織化して「聖戦」、っていう流れで領土を次々に切り取っていたが、久々に「請求権」を利用して領土を拡大していく、というCK3らしいプレイになりそうだ。

 

目標は

①シチリア王国建国

②エピルス or ヘラス or テッサロニカ王国の領土獲得

③以上の全伯爵領をカトリックに改宗させる

の3本。おそらく、①から順番に達成していく流れになるだろう。

まずは、開始キャラとなる「狐公」ロバートのチェックから。

スクリーンショット 2022-05-29 124905.jpg

狐公ロバートは、1066年シナリオのオススメキャラの一人になっているので、既にプレイした人も多いと思う。いわゆるヴァイキングの末裔で、ノルマンディーから傭兵として南イタリアにやってきたノルマン人のリーダー格。武勇と策略で名を上げ、シチリア王国(オートヴィル朝)の礎を築いた英雄の一人で、中世ヨーロッパ史でも、しばしば取り上げられる有名人だ。フランス語読みの「ロベール・ギスカール」という名前を聞いたことがある人もいると思う。Wikiでも紹介されているので、こちらも参照されたい

さて、早速「狐公」の能力値をチェック。

スクリーンショット 2022-05-29 125628.jpg

開始時点で既に51歳。なので、あまり長期に渡って活躍はできないのが残念。軍事で名を上げた人物に相応しく、教育特性は軍事☆4(最高レベル)。先天特性に「頑強(Robust)」があるのも良い。性格特性は「独善的(Arbitrary)」「強欲(Greedy)」「野心的(Abmitious)」と、乱世を実力で切り開いてきた人物らしい設定になっている。これらの特性は固定されているようだが、能力値の基礎値はランダムになっているようなので、気に入るまでリセットするのも一つの手だと思う。

ちなみに、狐公ロバートが有名なのは、彼自身の実力や業績だけでなく、子供や親族にも有名人が多いから、という理由もある。まず、息子のボエモンは、第一回十字軍に参加してアンティオキア王国を建国した英雄だ。

スクリーンショット 2022-05-29 130639.jpg

↑後にアンティオキア王となるボエモン。ゲーム開始時点ではまだ11歳。ちなみに、この時点で廃嫡されているので、継承権を持っていない。

 

さて、まずはシチリア王国の建国を目指そう。シチリア王国は、南イタリアを慣習的領土としている。ゲーム開始時点で、ほぼ建国条件を満たしているのだが、経済力と軍事力を充実させるために、王国建国の前に領土拡大を進めることにした。まず、シチリア島に3人のイスラム教独立伯爵がいるので、彼らに順次「聖戦」を仕掛けた。アフリカあたりのイスラム教勢力が参戦してくる心配もあったが、伯爵領1つの独立伯爵なので、速攻で攻略。2年少々でシチリア島を制覇。さらに、南のマルタ島も攻略した。

それから、サルデーニャ島のカリアリに鉱山があるので、経済力強化にもってこい。請求権を捏造して攻め込んで直轄領とした。ほぼ休みなく戦争したが、危ない場面もなく連戦連勝。ゲーム開始から7年後の1073年で、最初の目標は達成。

↓1073年時点の周辺勢力図

そして、軍資金が十分貯まったところでシチリア王国を建国。これで、①は達成だ。

次の目標は

②エピルス or ヘラス or テッサロニカ王国の領土獲得

③以上の全伯爵領をカトリックに改宗させる

 

になるが、これは強大なビザンツ帝国を相手にすることになるので、現時点ですぐに取り掛かることは難しい。まずは、シチリア王国周辺の小勢力に侵攻して領土の拡大を図ろう。

まずはシチリア王国の慣習的領土内にあるサレルノやナポリ、カプアに侵攻。新しい伯爵としてオートヴィル朝の人物を任命したかったので、1つ1つ請求権を捏造して切り取っていった。教皇領や神聖ローマ帝国領になっている土地には手を出さず、次はサルデーニャ島の伯爵領も1つ1つ請求権を作って侵攻。新伯爵となったオートヴィル家の男が続出することになった。

こんなふうに地道に領土を広げる活動を12年間続けた結果、1085年3月の状況がこちら↓

 

狐公ロバート、御年70歳でもまだ健在。動員可能兵力は5700まで増え、文化はノルマン文化と地元シチリアの文化を混淆させて、新たにシチリアン・ノルマン(Siculo-Norman)文化を生み出した。南イタリアの王国としてだいぶ整ってきた感がある。それにしてもけっこう長生きだな、狐公ロバート。

 

今後のシチリア王国の進出先は、自然と西か南に限られた。東にはビザンツ帝国が、北には教皇領と神聖ローマ帝国があるからだ。特に、version1.8.0(Robe)になってから、神聖ローマがなかなか分裂しなくなっている。(以前のversionでは、トスカナ女公マチルダとかが叛旗を翻し、ハインリヒ4世は神聖ローマ帝国運営の厳しさを実感しながら早死にするのがパターン。)大国が分裂しにくくなった、という点ではAIの国家運営レベルが上がった、と考えていいと思う。

西と東で迷ったが、まずは距離的に近いチュニス辺りから狙っていくことにした。ただ、狐公ロバートもけっこうな年だし、そろそろ第1回十字軍の時期なので、公爵領を丸ごと切り取るような聖戦は避けて、伯爵領1つに的を絞った小規模聖戦でジワジワ進めていくことにする。

↑1086年 チュニス伯爵領をかけて聖戦発動。イスラム側も、近隣のアシュアリー派イスラム勢力が参戦したので、シチリア王国単独では厳しかったが、同盟国としてアラゴン王らが参戦してくれたおかげで勝利できた。

この戦いに勝利し、橋頭保としてチュニス伯爵領を確保。十字軍はまだ始まらず、狐公ロバートもまだ元気なので、取れるところまで領土を切り取ってしまおう。

 

チュニスの西に隣接していた弱小伯爵から2州を切り取り、さらにバレアレス諸島の中心であるミノルカ島も奪取。狐公ロバートももう年なので、いつ死んでも困らないように小さな戦を重ねた結果がこちら。

↓1092年6月

 

それにしても死なないな、狐公ロバート。もしかしたら、十字軍にも参加できちゃうんじゃないかと、思っていた時、突然画面が切り替わって狐公ロバート死去のお知らせ。

 

 

シチリア王国を建国し、サルデーニャ島のアルジェンティエラ鉱山を抑え、北アフリカ方面にも橋頭保を確保した狐公ロバートは、シチリア王国の礎を築いたと言えるでしょう。最後の死因は「酒の飲みすぎ」。もう少し、ストレスコントロールがしっかりできていたら、本当に十字軍にも参加していたかもしれない。

次の王は、前妻が産んだ長男・ボエモン。開始当初は廃嫡されていたけど、弟たちの出来があまり良くなかったから、後継者として復帰させた。

 

ビザンツ帝国と戦う、という目標はボエモンに受け継がれた。

 

ー 次回へ ー