真っ赤乱の死ぬまでのひまつぶし!!
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手品はできないほうが幸せかも

先日バーでおきた話。

カウンターでお客は私一人。マスターとバイトの従業員の3人で適当な話をして盛り上がっていたとき、1人のお客さんが入ってきた。

初めて来たお客さんで、ちょっとバーにはにつかない感じの男性(30歳ぐらい)

お酒を頼み、店員さんに一言

「手品やってもいいですか?」

(えぇー!!!!)

急な流れでびっくり。

話を詳しく聞くと 、半年ぐらい前から手品にハマって、練習し、嫁に見せたりしているのだけど、嫁も見飽きたみたいで、他の人に見てもらおうと思い、バーに来たとのこと。

っていうかすごい混んでいたらどうするつもりだったんだろう。


と思いつつも、手品を見せてもらうことに。

カウンター越しにマスターに見せようとしていたので、


「俺、横にいていいの?カウンターの中入ったほうがいいんじゃないの?」

というと、

「そうですね、横にいられると非常にやりづらいです」

と言われたのでカウンターの中に

最初は特殊なトランプを使った手品。

そしてそのあとは普通のトランプを使った手品。すごく練習していて半年の割には上手だとは思った。

終わった後に僕が言ったこと。

「手品はさりげなくやるのがいいところなので、いかにも今から手品やりますという感じでやると、正直驚きよりも準備してんだという気持ちになるよ。」

と言うと

「ひょっとして手品できるんですか?」

「昔ね、ちょっとハマってた時期があって・・」

小学生のころから手品が好きで、よくデパートのマジック売り場でおじさんの手品を見るのが好きだった。当然自分でも覚えたいと思い、練習した。

親や友人の前で披露したりもした。


決まって言われることは

「もう一回やって!」「どうやってやるの?」

手品の3つの大原則

・今からおこる現象を先に教えない

・種明かしをしない


・同じ手品を2度しない

いつの日か手品にも飽きて、今はさほど興味はなくなった。


彼の手品を見ている最中も、トリックを見破る視点になっていて、正直小学生の時のような純粋な驚きを感じることはできなくなっていった。

そういうことを考えると、手品を覚えるのも考えものだなと思った。


彼とのマジックで話は盛り上がり、きっとまた来店するのだろう。

彼に一つアドバイスしたのは

「トランプを日常で持ち歩くのは不自然だから、先に違うもの、例えばコインや煙草。そういう身近なものを使った手品をやってから、トランプなどの手品をやったほうがいいよ」


といいながら、マスターの煙草を手に取り、一瞬で消す手品をする私。

これこそさりげない。


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