@00246/斉藤由貴/Best | kengold light/mellow/soulful

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★★★
 ここ北海道の公立高校では先日3月1日が一斉に卒業式が行われました。まあ、暴風雪の影響で順延になったトコロもあったみたいですが。いつの年からか北海道では3月1日と決まったみたいです。自分の時は3月10日だったなあ。ということで、今回は卒業をテーマにブログを。

 それではまず1曲。今や卒業式の定番ソング、「旅立ちの日に」の画像をどうぞ。




 この曲は近年に作られたモノなので、自分が学生時代にはまだ存在しなかったのですがホントいい曲ですよねえ。心が洗われるようです。自分は好きでカラオケでも唄っちゃったりします。まあ、ソプラノ・パートしか分かりませんが。

 そんで、自分も卒業式を5回経験していますが、やっぱし1番記憶に残っているのは幼稚園の卒園式かなあ~ってこれっぽっちも覚えてないわあ!覚えてるのは小学校時代からなんで順を追って。

 小学校の卒業式に関しては、なんで中学に入ってから着る学生服を着て出なくちゃならんねん!という不可思議さも感じたものでした。今でもそういう慣習なのかしらん?そんで、大体みんな同じ中学に行くので離れ離れになることは別に無いのに、女の子たちはみんなワンワン泣いていてコレもどうしたものやらと思ってました。そして思い出深いのは卒業ソングがコレはマイナーかと思いますが「真っ白い心」という楽曲でした。コチラ恐らく教育テレビでの映像かと思われますが昔の画像がありましたのでどうぞ。




 コレを聴く限りではどこが卒業ソングなんだ?と思われるかもしれませんが、ブラスバンドで演奏されたアレンジではまたグッとくる名曲なんですよお。特に木琴のソロ・パートにはホント、じ~んとなったものでした。お~!感動するおな~ら~(ドラえもん「ジ~ンマイク」より)。

 続いては中学時代となるのですが、コレがあんましよく覚えていないんですよねえ。高校受験を終え、合格発表を待つ間に行われたということもあって心ここにあらずだったのかなあ。卒業ソング何唄ったかの記憶も無ければ、校歌もほとんど覚えていません。何かと楽しい中学時代だったんですけどねえ。ここから会っていない同級生がいかに多いことか。

 ということで高校時代へ。コレはもう思い出いっぱい、面舵いっぱいby U-Turn土田ですねえ。確かにこの肝心な日におもっきし風邪引いて高熱状態でフッラフラだったのですが。
卒業ソングはやっぱし定番「仰げば尊し」でしたねえ。コレもう~ん心がしみじみする名曲と言えるでしょう。でも今の若い子たちは知らないでしょうねえ。

 そして、事件が起こったのは卒業証書授与式のコーナーでした。小中時代と違い一人一人が壇上に登りみんなが証書をもらうというやり方では無く、クラス数が多くみんなに配ってたら時間が足りないということで、一応クラス全員の名前を担任の教師が読み上げ生徒が立ち上がり、代表者だけが壇上でもらうというヤツでした。そこで自分の下の名前は「けんご」ゆうのですが、自分が呼ばれる番になって「さあ!」と立ち上がろうと思ったトコロ呼ばれた名前は「けんじ!」だったのです。自分はおもっきしズッコケて、周りは失笑の嵐。教師が慌てて「あ、あ、あ、けんごっ!」と呼び直し自分は「うそ~ん!」て感じで「あっ、は~い」と実にやる気のない返事をしてしまいました。オイオイそこでトチるかよ~!

 授与式終了後に僕はもちろん先生のトコロにいって「そりゃ、ないですわあ!」と笑いながらツッコミ、先生も「いや~、雄二、純一と”い”行が続いたから~。すまんなあ。」と平謝り。担任の先生は生徒思いの優しい憎めないおじちゃんだったんで自分も優し~くツッコんであげました。まあネタ、ネタ。

 そんで体調の悪い自分、卒業式後の卒業式謝恩会には出席出来ず、ニガニガしい記憶が蘇ってきます。そして、前にもここのブログで触れましたが、制服の第二ボタン誰に上げたのかも全く記憶が無いんですよねえ。それにこの卒業式以来会ってない連中の数ときたら。ホント、高校のどのクラス会でもいいから開催してえ~!せめてテニス部の集まりでもあれば良いんだけど・・・。

 最後は大学の卒業式ですねえ。コレも4月からの就職に向けて研修ま只中の行事だったんで、バタバタして余韻に浸る間も無い状態で思い出は薄いです。またカトリック系のキリスト教の大学だったもので、卒業ソングもへったくれもなく聖歌をひたすら唄う退屈な時間。まさに初期KANの名曲「悲しきGraduation」なのでした。

 さて、いよいよ本題へ。今でもトップ女優の位置に君臨する斉藤由貴の歌手活動時代の代表曲を揃えた全16曲入りのベスト盤です。

 斉藤由貴、(以下ゆきちゃん)は1984年、少年マガジン(講談社)第3回ミスマガジンでグランプリを獲得し、芸能界入り。10月、明星食品「青春という名のラーメン・胸騒ぎチャーシュー」のCMでテレビ初登場。この時に「うわあ~!めっちゃめんこ~い!」と思ったものです。この時にはもう18歳でしたが、も少し若く感じたものです。まあ、確かにゆきちゃんはデビュー当時から不思議ちゃん的なところもあり、どういう性格の子なんだろうかあ?と思ったものでしたが1985年4月からのドラマ「スケバン刑事」(フジテレビ系)に出演し、当時よく観てて演技しっかりしてるなあ思いました。。歌手としての全盛期は短かったのですが、それでも名曲といえる楽曲はいくつもありレビューに至りました。それでは曲紹介へ。

 M1「卒業」は1985年のデビュー・ソングにして、卒業をテーマにした名曲という概念にとらわれず、アイドル・ソングとしての決定的名曲ですねえ。松本隆、筒美京平の黄金コンビによる作品で、コレで彼女の王道アイドルしての道は約束されたようなものです。メロディ、アレンジもさることながら歌詞がまた秀逸ですよねえ。新たな卒業ソングとして当時フムフムと思いながら聴いていました。やっぱしテーマに沿ってこちらをYouTubeレコメンド・トラックにしましたが、このMVのゆきちゃんがめっちゃカワユイのです。ホント胸キュンキュン!そして唄もしっかりしていて上手~!




 M2「白い炎」は玉置浩二作曲による2ndシングルにて、「スケバン刑事」の主題歌にもなりましたが、楽曲としてはちょっとイマイチかなあと思いました。

 M3「初戀」は再び松本隆、筒美京平のコンビによる名曲。コチラもメロウな感触が感じられる大好きな曲でした。特にゆきちゃん、高音がキレイにスムーズに伸びてヴォーカリストとしての実力を感じます。

 M4「情熱」も松本隆、筒美京平コンビ。ややテンションが落ちた気がしますが、十分に聴くに耐えうる1曲です。

 M5「悲しみよこんにちわ」からは1986年の作品となりますが、この年がゆきちゃんの全盛期でしょう。唯一の紅白出場も果たしましたし。ここで再度玉置浩二が作曲。アニメ「めぞん一刻」(フジテレビ系)の主題歌としても有名で、このアニメも毎週ドキドキしながら観ていたものでした。う~ん、定番のアイドル・ソングの名曲だなあ。

 M6「土曜日のタマネギ」は当時12インチ・シングルとして出されたもので、やや凡長な気もしますがアカペラソングの名曲として名高いものがあり、うっとりして聴いてしまいます。

 M7「青空のかけら」は個人的に大っ好きなミディアム・テンポの傑作曲で、1986年夏の終わりの当時初恋の思い出とシンクロしてコリャ名曲だあ!と聴きまくっていたことを昨日のように思い出します。ホント爽やかな逸品ですぞ!

 M8「May」は自分としてはゆきちゃん最後の超名曲として強力にプッシュしたい1曲です。当時あまりヒットはしませんでしたが、なんとも素敵なバラードでサビの「だけど~好きよ~好きよ~好きよ誰よりも~好きよ世界が震えるほどに~」の部分にはホント打ち震えるほどの素晴らしさで、今でも鳥肌が立つほどです。コレも再評価を促したい1曲であります。

 M9「砂の嵐」からは1987年のシングル曲でこの辺りからクオリティが下がり始め、寡作になってゆき自分のゆきちゃんへの熱の入れようも冷めていくのでした。でも、この曲はまだイケててそこそこヒットもしました。ここまで言えることですが、ずっと編曲を担当している武部聡志氏の存在が大きいと感じます。この曲もベース・ラインが秀逸です。

 M10「さよなら」はゆきちゃんが作詞を担当、作曲をサザンのハタ坊こと原由子が作曲したバラードで悪くは無いもののう~んと感じたものでした。

 M11「Oracion」は唯一の1988年のシングルで作曲を担当した来生たかおとのデュエット曲となり、新境地を打ち出したものとなりましたが、功は奏しませんでしたねえ。

 M12「夢の中へ」は1989年の問題作です。もちろん井上陽水の名曲カバー・ソングで彼女最大のヒットを記録しましたが、コレが彼女の代表ソングとされちゃうのは抵抗があります。と言うのもお分かりでしょうが、原曲のイメージを打ち崩す崎谷健次郎による打ち込みビシバシのアレンジが正直キツかったです。なんともチープで安易な感じがしちゃうんですよねえ。

 M13「いつか」はぐっと時間が飛んで1992年のシングル曲。もうすでにゆきちゃんは女優としての道をしっかりと確立していて、この曲の存在は当時知りませんでした。まあ、オトナになった1曲と言えるものでなかなかにメロウな感じが素敵です。

 M14「なぜ」は1994年のシングルで、シングルとしては久々に筒美京平がペンを取った作品となります。さすがは筒美京平プロデュース、しんみりとしたバラードとなっておりゆきちゃんのヴォーカルにも衰えは感じられません。

 M15「雪灯りの町」は1985年発売のベスト盤からの1曲のようで、作風としてはまさに初期の雰囲気を感じますが特段うんぬんするまでも無いかな。

 M16「AXIA~かなしいことり~」は銀色夏生が作詞作曲を手がけた作品で、こちらも1985年のベスト盤からの1曲です。ちなみにAXIAというのはゆきちゃん全盛期にCMでよく出ていたカセットテープのメーカーですねえ。まあ、悪くは無いもののコレもこのコンピに収録するまでも無かったかなという感じはあります。

 やっぱし、1985、6年頃のゆきちゃんの楽曲は素晴しいモノがあったなあとしみじみするコンピ盤でありますねえ。この後も思い出したかのようにシングルをちょこちょこ出していて2011年まで発表されています。またアルバムに至っては昨年2015年に新作がリリースされているようです。今でも個性派女優として一線で活躍する彼女。十分若々しくてキレイなままなのは嬉しい限りです。歌番組などにも出演して往年のヒット曲を披露して欲しいなあと思う今日この頃です。

 さて、こちらのコンピ盤CDは2001年にリリースされたもので、ゆきちゃんに関しては様々なコンピが発売されていますがコレで十分じゃないかなあ思います。是非ゆきちゃんの唄に触れたことのない若い子たちにも一聴していただきたいものであります。


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