@00224/The Eliminators/Loving Explosion | kengold light/mellow/soulful

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soul musicを中心に幅広い音楽分野でlightでmellowだと思うモノをどんどんレビューしていきたい思います。Amazonでの商品紹介も出来るモノであれば紹介していきますので是非購入してください。僕の多少の副収入になります(笑)。




★★★
 ただいま年末で忘年会など飲み会のシーズンですねえ。そしてお酒好きな人なら酒席での失敗談のひとつやふたつ誰でもあるはずで、自分にいたっては数えきれないほど情けない話があるんですよねえ。そのなかでもとびきりのヤツを披露したい思います。

 それは、自分が大学4年生、就職活動でヘロヘロの状態だったときのことであります。同級生の友人と刺しで飲みに行ったのですが、就職活動の難しさ、理不尽さを色々と語り合い、更に他のお客さんのおっさんに会社に入ってからの苦労など、就職活動の心得とかを散々聞かされ次第に悪酔いになっていくのでした。そして、ここからは記憶がもう無い状態になって、友人を「よっしゃあ!これから俺ん家で飲もう!」とか言って自宅のアパートへ連れていったのですが、そこは今は住んでいない大学2年生まで住んでいたアパートだったのです。友人も分かっていて止めに入ったようなんですが、それを振り切り、開くはずのない部屋の鍵を「開かねえなあ!どうなってるんだあ!」とか言ってこじ開けようとしたらしく、末には呼び鈴を何回も鳴らしたり、扉をバンバン叩いたりする始末。そして、諦めた自分は「お前には迷惑かけた。俺1人で帰るわあ!」とかなんとか言い残し、何故か片靴を脱ぎ捨てて、その場を走り去ったんです。ホントお前はシンデレラか!ってヤツですねえ。

 そして意識が回復したのは、それからしばらく経った夜中で自分はとある会社の倉庫みたいなところでした。もう酔いはすっかり覚め、「あっれえ!ここはどこだあ?俺は何をやってたんだあ?しかも片靴履いてないし、カバンも無いやあ!」という有様で、ようやく現在地を把握したのですが、もう地下鉄も走ってなく自分の当時住んでいたアパートには遠くて帰れない、タクシー代も無いという状況で、こりゃあもうしゃあないと、そこから割りと近所の、大学の一人暮らしの友人宅へ深夜に押しかけて幸いその友人も起きていて部屋に招き入れてくれたのは良かったのですが・・・。その友人宅で一泊したその翌朝のことでした。タイミングの悪いことに実家の母親がやってきて、玄関の片方の靴しか無いのを見られてしまい、多分「何なの、この子は!」みたいに思われてしまい、自分は逃げるように帰ったのでした。その後、昨夜飲んだ友人宅へ行ったら無事片靴はその友人がちゃんと持ち帰っててくれて一安心。カバンも交番へ行ったら無事あって(近所の家の自転車のカゴに入っていたようです)、なんとか被害はなく済みました。

 ホント、精神的に不安定なときの飲みは気をつけなくちゃダメだなあと痛感したものです。ホント当時は就職氷河期で就職活動大変だったもんなあ。そして、その後なんとか内定通知をもらいホッとしたモンです。しかしながら、その後もお酒の失敗談は数知れず・・・。皆さんもお酒はほどほどに、楽しく飲みましょう。

 さて、今日は知る人ぞ知るファンク・グループ、エリミネーターズの恐らく唯一のアルバムです(1974年発表)。

 こちらのアルバムはお馴染みU.S.Black Disk Guideの「そんなにいいの?レア盤」というコラムにジャケ写がひっそりと掲載されていたもので、1999年にCD化された際に内容はよく分からないけど、レア盤なんでしょお~、買っちゃえ!ということで、購入して聴いてみるとなんとカッコいいファンクなんだあ!と感心したのを覚えています。そして、今ではRare Groove A to Zにもしっかりレビューされ市民権を得た名盤として知られるところであります。自分の持ってるCDは輸入盤で彼らのことはよく分からないのですが、ノース・キャロライナ州ウィンストン・セーラム出身の11 人組で、なんと2012年に36年ぶりに再結成を果たしたということであります。ニューアルバムでも残してるのかしらん?それでは曲紹介へ。

 M1「Loving Explosion」はソウルフルなヴォーカルが光るとびきりメロウでグルーヴィーなミディアム・トラックで、女声コーラスも非常に美しく、まずこの1曲目からヤラレちゃいます。これこそキラー・チューン!こちらをYouTubeレコメンド・トラックにしております。





 M2「Get Satified」はウネるようなネチネチとしたメロウ・ファンクで、なんともレア・グルーブ的なノリを見せます。

 M3「Love Your Woman」もコレ股カッコいいグルーヴィーな1曲で、自然と身体が揺れます。

 M4「Give It Up」は一聴するとJBの曲かと思わせるファンキーな1曲で、多分に彼の影響も受けてるのでしょう。リード・ヴォーカルの声のかすれ具合もまるでJBであります。

 M5「Try,Try,Try」は哀愁ただようスウィートなスロウ・チューンで、リードの切ない唄いっぷりに思わず座りションベンでございまする~。

 M6「Blood Donors Needed」はかのデビッド・ラフィンのカヴァーになるのかしらん?コレ股グルーヴィーな仕上がりでバックの演奏陣がしっかりとタイトなプレイをしているのが実にカッコいいのであります。

 M7「Taking Love, And Making Love」はまた実にソウルフルなリード・ヴォーカルと美しいコーラスが噛みあう見事なバラードで、これもスウィートな逸品と言っていいでしょう。ヴォーカル・グループ・ファンも必聴ですぞ。

 M8「Get Satisfied (Pt.2)はM2のインスト・ヴァージョンで、フルートがフィーチャーされていてジャズ・ファンク的な色合いをみせるこれゾ、レア・グルーブであります。

 M9「Loose Hips」もJBライクなファンキー・チューンで、ホーン・セクションがバッチリ決まっていて実にノリが良いです。

 M10「Rump Bump」も重心の低いいかにも南部的なスロウ・ファンクで、彼らの実力を思い知らされる1曲であります。

 と、なんともグルーヴィーなこの作品、やはりイギリスのレア・グルーヴ人気で再評価されたのでしょう。しかしシカゴの名門ブランズウィック・レーベルから出たこのアルバム、当時はほとんど売れなかったのでしょう。原盤LPはお目にかかったことがありません。前述しましたが、こんなグループが近年に再結成したのが信じられませんねえ。このマテリアルを活かして熱いライブ活動を行ってるんでしょうかねえ。イギリスやここ日本では間違いなくウケると思います。

 さて、こちらのCDは前述のとおり1999年にリイシューされたものですが、なんと2013年に国内盤がリイシューされているでは
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