@00221/Earl Klugh/Super Now | kengold light/mellow/soulful

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soul musicを中心に幅広い音楽分野でlightでmellowだと思うモノをどんどんレビューしていきたい思います。Amazonでの商品紹介も出来るモノであれば紹介していきますので是非購入してください。僕の多少の副収入になります(笑)。




★★★

突然ですが新コーナー、Kengoldの一言物申すのコーナー!パチパチパチ~!

 今話題になってるのは、再来年の消費税10%導入時の軽減税率ですよねえ。加工食品を含めた食料品全般が対象になったのはまあ納得がいきます。んが、しか~し!どさくさに紛れて新聞紙まで対象になったのは納得いきません!

 自分はちゃんと新聞を毎日取ってはいるので、本来ありがたい話ではあるのですが、他の公共料金を差し置いて新聞だけがというのがムカつきます。どうしても政治的な臭いを感じるのは僕だけではないでしょう。新聞会のドン、あのにっくきナベツネが裏で手ぐすね引いてるとしか思えないのです。

 一応、新聞協会の言い分としては、「EUだって新聞は軽減税率の対象になっている」ということですが、EUでは水道料金、電気、ガスも対象になっているのです。ライフラインであるこういったモノこそ対象に入れるべきなのです。来年の通常国会ではこういった矛盾を野党はついてくるはずですが、各新聞社はいわゆる賄賂をもらった側になるのでそこら辺は批判出来ないでしょう。実際に社説で新聞の軽減税率を取り上げてるのは朝日新聞くらいで、どこの新聞社もこのネタには触れたくないようです。良心的で普段は政権批判を展開している我が北海道新聞でも全く触れていません。

 各テレビ曲も新聞社と深いつながりがあるので、表立ってこの矛盾には事実上ノーコメント状態です。ホント、マスコミの世界ってムカつきますよねえ。もっと世論が声を発しなきゃいけないと思います。

 さて、自分は来年にでもこの北海道を離れようと思っているのですが、東京に住んだらどこの新聞を取ったらいいものかしらん。自民党とつながりのある読売新聞と産経新聞は当然ノーサンキュー。となると、朝日新聞か毎日新聞か東京新聞か日経新聞かとなってくるでしょうが、東京新聞ってどうなんでしょうかねえ。テレビ局とつながりもなさそうなので、中立的な感じも受けるのですが・・・。やっぱし朝日新聞が無難なのかなあ。

 いつもはこのコラム欄くだらない話ばっかししてますが、たまにはこんな真面目で政治的なネタもしたい思います。

 さて本題に入りましょう。今回はジャズ・フュージョン界を代表するギタリスト、アール・クルーの全16曲入りの便利なベスト盤です。

 アールといえばやっぱしアコースティック・ギターの名手として有名なのですが、彼がジャズ・シーンで知られるようになったのは皮肉なことにエレクトリック・ギタリストとしてだったのです。それが1973年に20歳で参加したジョージ・ベンソンのグループのセカンド・ギタリストでの仕事です。その後、1974年にはあのチック・コリアのリターン・トゥ・フォーエヴァーにも参加しますが、残念ながらレコーディングの記録などは残っていないようです。そして1975年に名門ブルーノート・レコードからソロ・デビューを果たし、一躍フュージョン・シーンの人気ギタリストとなりました。そして毎年アルバムを発表し、どれを買ったらいいんだろう状態になっちゃっています。それでは曲紹介へ。

 M1「Vonetta」はデビュー・アルバムからのナンバーで、サンバのリズムに乗って、若さ溢れるアールのソロ・プレイがなんとも瑞瑞しい。プロデューサーでもあるデイヴ・グルーシンのエレピ・プレイも聴きどころです。

 M2「Angelina」もデビュー・アルバムからで、こちらはなんともチャーミングな1曲で親しみがもてます。ストリングス・アレンジも含めてめっちゃ爽やかな朝に似合う名曲です。

 M3「Captain Caribe」はリー・リトナーのヴァージョンがつとに有名ですが、こちらの方がオリジナルで2ndアルバムから。聴き慣れたメロディも素晴らしく、アコギでのこの曲も捨てがたい出来です。それにしてもリズム・セクションの迫力あるプレイも驚異的。

M4「Living Inside Your Love」は同じく2ndアルバムのタイトル・チューンで、そのメロウさに男性諸氏ならずともトロけてしまいそうです。

M5「Dr.Macuba」は1977年の3rdより。ラテン・タッチのギター・プレイが楽しめる何とも哀愁的なメロディが気持ちいい名演です。

M6「Dance With Me」も3rdより。ロック・グループ、オーリアンズの1975年の大ヒット曲のカヴァー。ポップなメロディがお馴染みの1曲で、なんとも親しみやすい名曲です。こちらをYouTubeレコメンド・トラックにしました。





M7「Magic In Your Eyes」は名盤1978年の4thより。テレビやラジオでもよく耳にするお馴染みのメロディ。ストリングスとエレピもめっちゃ心地よく彼の代表的ナンバーでしょう。

M8「Julie」も4thから。こちらもテレビやラジオの御用達1曲で、カントリー・タッチのバラード。ロイド・グリーンのスティール・ギターもなんとも素晴らしい。

M9「Good Time Charlie's Got The Blues」も4thからで、偉大なるカントリー・ギタリストのチェット・アトキンスとの共演によるナンバー。チェットのソロがなんとも素晴らしいメロウな名演です。

M10「Heart String」は1979年の5thより。いかにもアールらしいやさしいメロディのメロウな1曲で、リズム・ギターとアコギの掛け合い、エレピ・プレイがホント気ん持ちヨカ~であります。

M11「Doc」は1980年の6thより。ここ日本でもテレビのモーニングショーのテーマ曲にも使われていたホント朝にピッタリのナンバーで、シンセの音色が心地よい名曲です。

M12「Amazon」も6thから。サンバのリズムがコレ股心地よい1曲で、ここでは若きマーカス・ミラーのベース・プレイも聴くことができます。

M13「Calypso Getaway」は1981年の8thより。こちらも爽やかな朝を髣髴とさせるアールのアコギ・プレイにはもうお手上げです。

M14「Low Ride」は1983年の9thからのナンバーで、ここではファンキーなノリがコレ股素晴らしい名演でカッコいいです。

M15「Wishful Thinking」は1984年の10thより。相も変わらず素敵なメロディをもった名曲で、ホントにアールのコンポーザーとしての能力、そしてギター・プレイには脱帽です。

M16「Smoke Gets In Your Eyes」はスタンダード・ナンバーをプレイして話題を呼んだ「Late Night Guitar」からのナンバーで、1933年のミュージカル「ロバータ」の挿入歌で「煙が目にしみる」の邦題がお馴染みでしょう。なんともシブい仕上がりです。

 と、アールのなんともメロウなアコギ・プレイが存分に味わえるこちらのベスト盤、まあ地味といえば地味なんですが、この心地よさは何にも代えがたいものがあります。

 さて、こちらのCD、1997年に発売されたものですが、現在でもAmazonに在庫ある模様です。フュージョン・ファンは必聴ですぞ。


アール・クルー/アール・クルー

¥2,621
Amazon.co.jp

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