私はかれこれ住まいの仕事に携わり25年ぐらいになる。
かつて、新築させてもらった家や、リフォームさせてもらった家も200件は超えると思う。
若かりし頃の私に対して、現在47歳の私は、言いたいことは一杯ある。
当時のお客様にお詫びしたくなる事も一杯ある。
経験も知識も豊富になって、思う事は、
「一つ一つの結果には理由があるべき」
例えばドアの開き勝手、スイッチの位置、冷蔵庫の位置、ニッチの高さや奥行・・・
出せばキリがない。
「どちらでもいいかな」と思った設計は、ほころびが出る。
理由付けをするには、施主様の暮らし方をキチンとヒアリングをしておかないと、
ありきたりの理由になってしまい、設計の思いは当然伝わらず、
プランも何度も提出する事になり、施主様にも迷惑がかかってしまう。
あの時キチンとヒアリングしておけば、もっと良かったのでは・・・
結果、少々不便なスペースが出来てしまっていた事もある。
「電子レンジの大きさを聞けば、あの無駄な空間もなかったのにとか」
「ストックすべきものを聞いておけば食品庫をもっと広くしたのに」
「少し先の未来を聞いておけば、あの間取りではなかったかも」
今でも、完了したお施主様の家に訪問する事があって
「あー良かった」と確信する事もあれば、後悔する事も。
特に若かりし頃は、思い出すと後悔することもいっぱい。
本当に建築士の仕事の技量は、果てしなく、日々、挑戦と研究です。






