NHKの報道によれば、韓国の原子力学会は フクシマ原発の構内に貯蔵されているトリチウムなどの放射性物質を含む処理水を国の基準を下回る濃度に薄めて海に放出することについて韓国国民への影響はわずかだとする見解を発表しました。１年間で全量を放出してしまっても 「韓国の国民の被ばく線量は無視できる水準だ。影響はわずかだ」と指摘しているようです*。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210427/k10012999581000.html
NHKはネット配信できるようになってから ニュースバリューの低い報道ばかり行ってきましたが、この記事は優れています。NHK WEBニュースがこんごは民間サイトの強敵となることがはっきりしてきました。
NHK東京の設備が自然災害等でダウンしたときNHK大阪が即座に全国配信する体制が整いました。その一環として地上波の昼間午後はNHK大阪が全国放送を行っています。私たちの視座を変える可能性を秘めた改革です。
*日本学術会議は、我が国の人文・社会科学、自然科学全分野の科学者の意見をまとめ、国内外に対して発信する日本の代表機関だそうです。そうであれば韓国の原子力学会のような見識を発信すべきでしょう。分科会では関連学会に横ぐしを通す力を制度設計で持たせているハズです。６人の任命拒否問題などに明け暮れてる場合ではないと思います。
画像はフクシマフィフティから
