裁判官のお好みのアイドルは誰? | ryujiの気ままなブログ

ryujiの気ままなブログ

気ままにつづれたらいいな 笑 微笑 苦笑   

東電の福島原発事故の主要原因は津波による全電源喪失です。ある主張において、その主張に対してyes no で答えられるものは建設的なものと言えます。しかし、過半数の国民は原発事故原因が津波による全電源喪失であったと受け入れておりません。つまり、noと答えています。それが事故から6年後のいまの日本の現況です。

 

関係者の責任

原発で大事故は起こらないという安全神話。そのことによって思考停止していた怠慢。

全電源喪失は起こらないと前提を設けて設計していたことの過ち。

福島沖の津波について新しい知見を積極的に検討しようとしなかった怠慢。

 

関西電力高浜原発3,4号機 大津地方裁判所仮処分決定

当該の裁判官は原発事故につれて自己の考えをあきらかにしておりませんが、彼は原発廃止論者であるといってまちがいないでしょう。裁判官であってもそういう考えを持っていることをなんら問われることはありません。まさに思想信仰の自由だからです。

 

しかし、裁判官は自己の思想に基づいて裁判を指揮してはならないと思っています。

裁判官は良心に基づいて裁判を指揮するように求められていますが、自己の思想に基づいて裁判を仕切ってはなりません。

 

仮処分決定にあたって、裁判官は

関西電力に新規制基準の説明を求め、関西電力がこの点について説明を尽くしていないと難じています。それは判断の誤りです。新規制基準は国家意思で決められたものです。新規制基準に不備があると判断するなら首相(行政府)に問うべきでしょう。国会議員(立法)も関わる話です。

福島事故が起きたことで、原発を動かすことは危険であるとし、さらに高浜原発も同じく危険だとし、申立人側の意見に無批判に同調しています。その判断は誤りです。裁判官が個人的見識のみを根拠にして裁判を指揮するなら、それは裁判官によるリンチです。

 

急迫の危険が目前に迫っているために原子炉の緊急停止が必要であった案件なのでしょうか。そうではありません、正式な裁判をおこなって判断しても問題の起こらない案件です。

 

日本の原発をどうするかは大きなテーマですが、少なくとも、裁判官が自分の好みで推進派と反対派の対立を裁くのは間違いと思います。それを許せば、日本の裁判に対する信頼は一挙に崩れるでしょう。