近代的な建物の中に一軒の古い家。
風と共に去りぬ(Gone With The Wind)の著書 マーガレット ミッチェル(Margaret Mitchell)の家です。
実際はアパートでミッチェル夫妻は一階の部屋に住んでいたそうです。
病弱だったマーガレットはこの家のベッドの中で 1926年から10年の歳月をかけ、
風と共に去りぬを書き上げたそうです。
彼女の家がダウンタウンにあるという事は知っていましたが、この日は偶然見つけました。
反対側の家の正面の真向かいは後ろに見えるビルです
ミスマッチですね~。
入り口は週末だったからか 柵とゲートでしっかり閉まっていて、
中庭から家まで少し距離があったのでサインを見るまで彼女の家だと気がつきませんでした。
(サインも信号で止まって気づきました)
国の歴史的建造物に指定されている建物ですが、
あまりに近代的な建物に囲まれすぎてとても残念に感じました。
彼女の本や映画を観て訪れるファンは少なくないでしょう。 多くもないかもしれませんが。
(ちなみに入場料10ドルだそうです)
現在は建物全体が彼女のミュージアムになっているそうです。
そして家に帰って衝撃的な事実を知るのでした
この右に見えるアパートは以前UPした記事の中で紹介しました(記事はこちら→★ )(8枚目の写真です)
とても立派な外観の古い建物です。 アパートなので今でも人が住んでいます。
本当に素敵な建物。 大きな窓が特徴的です。 最上階には大きなバルコニーがあります。
右側のアパートは一見同じに見えますが、年代が違います。 とても新しいです。
古く立派な建物が隣にあるので似せて建設されたんだと思いますが、ランドスケープって大切だなと思います。
そしてこちらが彼女が住んでいた家の建設当時の写真。
1899年に建てられた当時は一軒家だったそうです。
当時でこんなに豪華とはとても裕福だったと思います
昔の南部の富裕層の家庭では家具や食器は全てヨーロッパから購入していたそうです。
煙突もバルコニーも素敵です。
その20年後の1919年に10つの部屋があるアパートになったそうです。
1925年にミッチェル夫妻が引越してきます。
1975年までこのままの姿だったそうですが、その後家を修復し
1989年にマーガレットミッチェルを称え歴史的建造物に指定されたそうです。
ですが・・・
1990年 修復後こんな姿に・・・・・ 変わらないのは土地だけ・・・?
そして 1994年 放火により建物が燃える → 補修
そして 1996年 再度の放火により
そして1997年からこちらの姿に生まれ変わりミュージアムになりました。
正面から見るとこんな感じです。
って彼女にしたら全く身に覚えのない建物ですよね ここどこ~
当時の面影全くなし
この事実を知りちょっとショックでした
せめて当時の家を復元して欲しかった・・・
建物も、景色も違うミュージアムで彼女の何に触れられるんでしょうか???
一応、彼女が使っていたという家具などが展示されているようですが。
なんだったら三枚目のアパートのツアーをした方が楽しそう
こっちの方が今でも残っている数少ない歴史的建造物な気がします
今日もぺたありがとうございます