サーフボード製作工程 | レトリック KAZのブログ | オーストラリア ゴールドコーストのサーフショップ

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晴れが続いてましたが久しぶりに雲の多めの朝です.

雨も少し必要ですね

 

 

波も地形のよいビーチなどでは2FOOTほどが続き楽しめてます。

やっぱ、この時期はコンディションが整います。

 

 

今日はサーフボードの製作工程をご紹介したいと思います。

 

こちらがサーフボードのベースとなるサーフボードブランク(フォーム)です、

オーストラリアではこちらのバーフォードブランク(BURFORD)は長い歴史があり、高品質で耐久性も優れており、

オーストラリア内ではNO.1の生産量、大手のメーカーは殆どバーフォードを使用しております。

 

 

① そのブランクをマシンシェイプにかけます。

人の手で1本づつ丁寧にセッティング

 

 

シェイプがはじまります。

 

 

ストリンガーの上は刃を傷つけないようにゆっくりと

 

 

細かなズレを見逃さないように、こまめのに人の目でチェックします

 

 

1本削るのに20~30分かかり、板の種類やオプションにもよりますが1日フル稼働で、15本から20本ほど削れます。

 

 

マシンが削った後はこんな感じです。

 

 

➁ ここから、シェイパーが乗り手に合うように微妙な調整を行いながら仕上げていきます。

 

 

③ シェイプ後のブランクにフィンボックスを埋め込みます、

フューチャーフィンの5フィンですね

 

 

こちらはFCS2

 

 

フィンカップをセットした後は、グラッシング時にフィンカップの中に樹脂が流れ込まないようにカバーします

 

 

④そして、いよいよグラスファイバーを樹脂で巻き付けていくグラッシングの工程です。

 

 

グラスファイバーの厚さや、枚数をオーダーごとに変えていきます。

 

 

こちらはティントグラッシング

 

 

シェイプ後のブランク自体にスプレーなどで色を付けるのではなく、樹脂に色を混ぜてグラッシングをします。

 

 

色は職人が混ぜ合わせてお客様希望の色を作りますので、オリジナリティある特別な1本になります。

 

 

板全体にグラスファイバーを巻き付けた後はハケなどを使用して仕上げていきます。

 

 

グラッシング完了!

 

 

⑤ グラッシングの後はフィラコートです。

 

 

グラッシング後は表面がザラザラしてますが、フィラコートすることによりツルツルになり、

ボトム面のテールエリアのシャープなエッジを作るために、画像のようにマスキングテープ使用して樹脂をもります

 

 

樹脂が乾くとこんな感じです

 

 

⑥ 次の工程はリーシュカップを埋め込む作業です

 

 

各メーカーによって、位置や向きが変わります。

 

 

⑦ いよいよ、サンディングの工程です。

グラッシングやフィラコートで固めた樹脂をシェイプ後の形に戻していきます。

サーフボードの仕上がりに大きく影響する工程です

 

 

サンディングペーパーの目の粗さや道具を変えて仕上げていきます、職人たちは粉まみれになりながら本当にハードワークです。

 

 

⑧ ピンホールを埋める作業です。

サンディング後にサーフボードの表面にできた気泡や、小さな穴や傷を鉛筆でチェックして再度樹脂をぬります。

 

 

最近は紫外線で固まる樹脂が一般的となり紫外線ライトを設置したボックスに入れて

 

 

作業時間が短縮化されてます。

そして手直した樹脂を再度削ります。

 

 

⑨ ようやく最終工程の品質チェックです。

お客様の手に渡る前にオーダーフォームと照らし合わせながら板全体を細かくチェックします

 

 

これで、ようやくサーフボードの完成です。

オーダーによっては、これ以外の工程もありますが、大きく分けて9工程、9人の職人の手に渡って1本のボードが出来上がります。

オーストラリアでは、サーフィンが大好きな職人がサーフボードを作っていることがほとんど、

サーフボードの特性やそれぞれの工程の重要さを熟知しておりその手によってつくりあげられたボードは本当に芸術品です。

お客様が紙一枚のオーダーフォームでどれだけのリクエストや思いを細かく伝えれるかは心配になることもあると思います、

レトリックはオーストラリアにあるサーフショップというアドバンテージを最大限に活用して、

お客様からオーダーしていただいたサーフボードメーカーと親密な関係を大切にして、どの工程でも細かくリクエストやお客様のこだわりが

職人に伝えれるようにできる限り工場へ足を運びます。

是非一緒に、サーフィン後に笑顔で海からあがってこれ、その日がハッピーになるようなサーフボードを一緒に作りましょう!

見積もりだけでも、ちょっとした質問でも、サーフィンの悩み事でもお気軽にお問い合わせ下さいね!

それにしてもサーフボードは奥が深く、楽しいです。

 

 

今晩から週末はちょっと天気がぐずつきそうですが、東風が混じりスウェルは少しサイズアップしそうですね。

日本最大級のサーフィン大会、一宮千葉オープンが男子も女子もセミファイナルまですすんでます、日本の波でトッププロたちの演技は見応えがあります。

そして週末からはバリのクラマスでCTがスタートします、

先日JPSAの熱戦が記憶に新しいので今度は世界のトッププロたちのがどの様なパフォーマンスを見せてくれるか楽しみです、

さあ、週末は思いっきり遊びましょう!

笑いの多い週末をお過ごしください。

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