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どこまでやれるかな

現在、老健に認知症(レビー)の母がいます。

老健での母の様子や働くスタッフの方々を見ていたら、色々と思うこと感じることが出てきてしまい、思い切ってデスクワークの仕事を辞め、介護職に就くこととなりました。

働く日々を綴ります。

今日は遅番です。

遅番シフトは2種類。


早めに家を出ます。

書くものが色々あるし、写真を撮ってもらわないとならないし、昨日までのメモを読み返したいし、とにかく早めに行って、頭を整理してから、今日の業務につきたいと思い…。


少し早めには着いたけど、思ったほど色々頭を整理できず、ワチャワチャしたまま今日の業務開始。


時間的に昼食への誘導や配膳からです。


全介助のご入居者の男性の食事介助を見せてもらいました。

この食事介助に膨大な時間は避けません。

30分をメドに終わらせるようにしなければならないそうです。

ほとんど口を開けてくれません。

飲み込みも良くないため、時折咽せます。

唇にスプーンを触れると、少し食べる意識を持ってくれます。

あるいは口の中に、少しスプーンを入れて前後させるように刺激すると、食べる意識を持ってくれます。


口に入れた物を飲み込んだか飲み込んでないかわからないときは、軽く喉仏に手を添えて、ゴクンと喉が動くのを確認します。

水分は優先的に摂ってもらいたいので、30分の中でトロミ付きのお茶とポカリスエットを飲んでもらいます。


本人が「もう要らない」とか「もっと食べたい」とか「美味しい」とか言ってくれるわけではないので、なかなか大変です。


昼食の後は、また部屋への誘導が始まりますが、その前に口腔ケアと排泄介助です。

今日は何人か、実際私が排泄介助に入りました。

もちろんサービスリーダーに手を貸してもらいます。


車椅子の位置、車椅子の取り扱い、言葉での指示、姿勢の保持、パッド交換の仕方等々、そうそうスムーズにはできません。


その都度、サービスリーダーから指摘を受けます。

サービスリーダーのやり方や説明はとても丁寧で介護技術の基本に則っていて見事です。
無駄がありません。


もちろんOJT2日目の私に、それが同じようにサクサクできるわけがありません。
が、見たように、教えられたようにさえできないのです。

ポイントも手順も頭からどんどん抜けていきます。


焦るぅ(´`:)


サービスリーダーは穏やかに指摘と説明をしてくれます。


食事誘導の前には、全介助の方は、二人体勢でベッドから車椅子にトランスします。

まだ私は足側を持つ方しかできません。

一度、頭の方をやらせてもらったら、上手く移乗しきれず、ベッドの縁と車椅子の間に載せてしまい、サービスリーダーに元に戻してもらいました。

改めて、サービスリーダーに頭の方、私が足の方を持ってトランスします。


また逆に、車椅子からベッドへのトランスもやります。

今日は足担当です。


全介助の方には、身体の色んな部分にクッション挟みます。

拘縮があると、なかなか入れにくいものです。


ティルト&リクライニング式の車椅子の取り扱いにも慣れておらず四苦八苦。


自慢じゃないけど、こういうこと特に物覚えが悪いんです私。


フットサポートが外れる車椅子だと、そのフットサポートの外し方、嵌め方で四苦八苦します。

簡単なことなんだけど、手早くできないのです。



午後の巡回に回ります。

昨日やった午前の巡回よりは、トイレットペーパー補充やゴミ回収がないため、若干サクサク回れます。

午後の体操がまた1階のダイニングであるので、巡回しながら声を掛けます。

それが一通り終わってから私の昼休みです。


休憩後は、今度はおやつ誘導


おやつの介助は少しさせてもらいました。

拘縮のある女性です。
言葉も発しません。

おやつはプリンでした。


口もしっかり開かないので、スプーンもそれほど中まで入りません。

やはり、食べたいのか食べたくないのかわかりません。

無理矢理食べさせていないか心配になります。 

女性の目を見ながら、「もしこのご入居者が母だったら」と想像すると、より慎重になってしまったり…。

ご家族は、きっと優しく丁寧にやってほしいはずです。

とは言え、おやつの介助にそれほど時間が避けるわけないですよね。

それにその女性が疲れてしまいます。


おやつの介助は他のスタッフが引き継いでくれて、私は午後の巡回に回ります。


他にも、二人介助でトランスしなければならないご入居者はいます。

胃ろうの女性。
離床時間は2時間と限定されています。

その女性のパッド交換をさせてもらいました。

モタモタしてしまうし、上手くできません。

もちろんサービスリーダーが教えてくれつつ手を貸してはくれます。

その女性に側臥位をとってもらうにも私は苦労します。

どれだけそのご入居者が不快に感じたか…。

私の焦りも戸惑いも全部伝わっているはずです。

嫌だったと思います。

研修時はみんなでワイワイやって笑ってましたが、ホームでは全てが本番です。

丁寧に速やかにできなくてはなりません。


他には、ストマの男性の排泄物の処理方法を見ました。


あと、不穏で杖を振り回したり、怒ってばかりの男性の入居者の排泄介助は、激しい抵抗にあいました。

もちろんサービスリーダーも一緒です。

関西弁で「触るな、馬鹿野郎」と当たり散らします。


でもその男性は、PTさんにだけは心を開くそうです。

PTさんの話では、被害妄想なのか、自分に対する周りの態度を悔しく思っているようで、涙をこぼされていたそうです。


何か悔しくて納得がいかなくて、そしてワケがわからなくて不愉快なのでしょう。


OJT、たった二日でも、色んなご入居者の状況が少しずつ見えてきます。


メモを必死で取っても、殴り書きなのでよくわからなかったり…。


とにかくいっぱいいっぱいなので、時間の感覚がわからなくなります。

説明はちゃんと受けているものの、自分が今、一日のどの業務に携わっているのかゴチャゴチャになったりして。

アワアワオタオタしっぱなしです。


遅番なので、夕食後の部屋への誘導、口腔ケア、排泄介助、更衣介助、必要な方はトランス等々を済ませて、記録及び服薬チェックをして終わりです。

ですが、最後の記録及び服薬チェックを残して遅番の終業時間の19時半を回りました。

サービスリーダーは時間になったら、ちゃんと上がらせてくれます。


その後、スタッフルームに戻り、OJTの報告書へ記入します。

スタッフルームには、二人、女性のスタッフさんがいました。

一人はベテランの、とっても優しくて感じのいい明るい女性。
もう一人は、8ヶ月研修を終えたばかりの女性スタッフさんです。

この8ヶ月研修を終えたスタッフさんと初めて話をしたら、なんと同い年!

介護も初めてという方でした。

にわかに話が盛り上がります。

その8ヶ月研修では、入社前の研修時に50名ほどいた人たちが、10名になっていたそうです!

そんなに辞めてしまったのか…。

衝撃的でした。

3ヶ月研修の時点で、既に20名ほどに減っていたそうですが。


離職率が高いというか、早過ぎますよね。


それだけ過酷な職場なのでしょうか。


でもその同い年の彼女は残ったわけだし、やれる人はやれるのでよね。


やはり、このホームは人が優しいと。
スタッフ間の雰囲気もいいらしいです。

これはとっても大切なことじゃないでしょうか。

一緒に働く仲間と上手くいかないといった人間関係の問題は、離職理由につながります。

今までの経験上からしても。


スタッフルームで話し込んでいたら20時半を回ってしまいました(笑)


まだまだ何が起こるかわかりませんが、私の見込み違いでなければ、このホーム、身体さえ壊さなければ、働きやすい職場になりそうな気がします。


あとは、自分の努力次第です。


土日はお休みをもらいました。


落ち着いて、やったことを思い出し整理してみます。


さすがに疲れましたぁ(笑)