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どこまでやれるかな

現在、老健に認知症(レビー)の母がいます。

老健での母の様子や働くスタッフの方々を見ていたら、色々と思うこと感じることが出てきてしまい、思い切ってデスクワークの仕事を辞め、介護職に就くこととなりました。

働く日々を綴ります。

水曜日は、実務者研修とセットで取った『医療的ケア』の講義の日。

医療的ケアの講義は2回のみ。

その中で人形相手の実技に合格をもらわなければなりません。

19日の1回目の医療的ケアは『喀痰吸引と経管栄養』の講義→実技。

前もって実技のDVDを何回も見てきなさいと言われたが、2回しか見られなかったです。


流れや動作を覚えていくべきだったのですが…。


講師の看護師さん、この方には初任者研修の時にも一度講義を受けています。

まぁ、厳しめな物言いをする年配の女性でした。


医療的ケアの実技を、たった2回の講義の中で、全員を合格をさせるのは大変なことなのだと。

なので、みんなが勉強をしてきたのを前提に、どんどんやっていきますと。


受講生は15名。

二手に分かれます。 

1グループは喀痰吸引の方から。
助手の若めの看護師さんが担当します。 

2グループは経管栄養の方から。
担当は厳しめの年配の看護師さん。

私は2グループ。

厳しめ看護師さんが経管栄養の実技を説明しながらやって見せてくれます。

細かい手順が書かれた用紙を元に進めます。
これが評価表にもなってます。

経管栄養は胃ろうと経鼻です。

本当は、胃ろうは胃ろうで終わらせてから、経鼻を改めてやるのですが、時間がないということで、胃ろうと経鼻を同時進行します。

要は一つの人形に、胃ろうをやって、そのまま経鼻もやるわけですが、最初の導入部分や物品準備、栄養剤準備は、胃ろうと経鼻、一緒にやってしまうということです。
そして、最後の片付けと記録も、胃ろうと経鼻まとめてやります。


厳しめ看護師さんが一度だけやって見せてくれた後は、生徒たちがペアになって早速お互いで評価します。


ペアを組んで、まずは私からです。

最初の1回目だけは、相手が手順を読み上げてくれるので、それに従ってやっていきます。

で、ちゃんとできなかった所はどんどん×が書き込まれていきます。


手順を読んでくれるとは言え、手順が細かく、重複するような指示もあり、正直戸惑います。

初っぱなは緊張します。


イルリガートルに、栄養剤の代わりの水を入れるところで、クレンメを閉め忘れ、水がダーダー流れ出し、シーツの上を濡らしてしまいました。

わっ、わっ、と慌てていると、厳しめの看護師さんがやってきました。


「こんなに濡らしちゃって!ダメよ!実際の栄養剤はね、もっとドロドロなのよ。栄養剤はご利用者の物なのよ。無駄になってしまうでしょ!こんなにこぼしてしまったら、これは事故よ。もう○○さんはダメ、後でやってちょうだい。この後の評価は全部×だから」と頭ごなしです。

で、私のペアの相手が先にやることに。


凹みますよ、流石にね。

確かに、厳しめ看護師さんの言うことはごもっともです。 

大事な栄養剤、こぼしてはいけないです。

命に関わるケアをやっているのだから、失敗は許されません。

そうなんですよね。


でもね、いきなりガミガミ言われると、身体も気持ちも萎縮してしまいます。


その後、何度か練習しますが、なかなか完璧にはいきません。 

完全に厳しめ看護師さんには目をつけられました。


全体的にみんなの進み具合が悪いと呆れる厳しめ看護師さん。


朝から休みなくぶっ通しで実技の練習です。


既に介護の仕事をしている人は、色んなことに慣れているのか、厳しめ看護師さんに合格の評価をもらってました。


その合格をもらった女性が私とペアを組んでくれて、アドバイスをくれました。

厳しめ看護師さんなんかより、とても実践的でよくわかるアドバイスでしたよ(笑)


もちろんまだまだ合格評価をもらってない生徒ばかりです。

が、私と、あともう一人の女性だけが、厳しめ看護師さんに随分と劣等生のレッテルを貼られてしまい、「こんなんじゃ、評価できないからね」と言われてから昼休みに入りました。


そりゃ、1回目は全然ダメだったけど、厳しめ看護師さん、その後の私の練習見てないでしょ?

完全に最初の印象で決めつけられてる感じで、実に不愉快でした。


昼休み中は、私と同じく劣等生扱いの女性とシミュレーションしたり、合格をもらった人にまたアドバイスしてもらいました。


昼休み後、実技試験?再開です。

時間がないので、「かなり巻き気味でいきますからそのつもりで」と厳しめ看護師さん。


順番にみんなが厳しめ看護師さんの評価を受けるべく経管栄養の実技に臨みます。


私ともう一人の女性には、どんどん練習しなさいと。


もう一方の喀痰吸引の実技をやっていたグループの人たちが、順々に若めの看護師さんから合格評価をもらって、私たちの経管栄養のグループに合流し始めました。

逆に、経管栄養で合格をもらった人は喀痰吸引のグループの方に移動します。


私ともう一人の女性は、最後の最後、二人一辺に厳しめ看護師さんの前で実技をすることに。

時間がないからですって。


二人で一つの人形を使ってやるわけですが、一人が胃ろうから始めて、もう一人が経鼻から始めます。

それも時間差で始めるということです。


もう一人の女性が先に胃ろうから始めます。

が、厳しめ看護師さん、もう一人の女性の実技、見やしません。 

他の人たちの様子を見に行ったり、注意したり。


厳しめ看護師さん、ようやく戻ってきて、私に経鼻のスタートを促します。


私は、流石に手元も慣れて、こぼすことなくスピーディーに進みます。


先に始めたもう一人の女性と、そんなに時間を空けずに終わってしまいました。


そしたら、厳しめ看護師さん、「後からスタートしたのに、なんで終わりが一緒なの?」と。


人形に対しても、色々声かけをしなければなりません。

その声掛けが、私のは早口だったと言います。

看「あなた、早口?」
私「…そうですね、早口な方かもしれません」

すると、早口に体する批判をたっぷりされました。

早口は患者を不安にさせると。

そんなことぐらいわかってます。


時間がない、時間がないって言うから、敢えて早めにやったんですよ。


まぁもちろん合格は頂きましたが、私に対して「あなたは全然できてなかった」と、最初の練習の時の話ばかりします。
そして早口もダメだと。


最初から最後までダメ出しです。


もちろんできなかったことの注意は真摯に受け止めてます。


それを殊更にほじくるように最後までグチグチグチグチ…。


好きな教え方ではありませんね。


医療的ケア、決してふざけて臨んでるわけではありません。


私は厳しいのはむしろ好きな方です。


できないことは、できなかった時に注意してくれればいいです。

練習の結果、できるようになったのなら、できるようになったことを評価してください。



まぁその後は、若めの看護師さんの方のグループに移り、喀痰吸引の実技練習に入ります。


既に練習を始めている組に入れてもらいました。

同じ組のメンバーに教えてもらい、喀痰吸引の実技をやってみたところ、メンバーに「○○さん、覚えがいいよぉ」と褒めてもらいましたよ(笑)

実際、リラックスしてできたし、手順もやることも経管栄養よりはわかりやすかったので。

若めの看護師さんもガミガミ言いません。

同じ組のメンバーは、喀痰吸引の方が難しいと言います。

私は断然喀痰吸引の方がやりやすかったのです。

なぜでしょう?

教え方や雰囲気も大事ってことですよ。

いたずらに緊張させてビビらせるのも、いかがなもなかと思います。


この日は、時間がないということで、喀痰吸引の合格評価までは出し切れず来週に持ち越しとなりました。


来週は喀痰吸引の合格評価と、もう一方の経管栄養の合格評価を全員に出してもらってから、一番難しいと言われる気管カニューレ内の吸引の実技の練習→合格評価をやります。

それで全てです。


厳しめ看護師さん、最後の最後まで、「時間がないので、来週はかなり飛ばし気味でやります。覚えの悪い人には悪いけど、違うグループに移ってもらいますから。自分が覚えが悪いなぁと思う人は、グループを分けられても悪く思わないでください」と。


はいはいはいはい、私ともう一人の女性のこと言ってるんでしょ。


しつこいって(笑)


かなりシャクに触ったので、来週はスマートにスピーディーにやってやりますよ。

身体より、ハートが疲れました。


「厳しさ」って何なのか考えさせられる講義でした。


来週、見てろよ、厳しめ看護師!