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しがないオッサンのしがないたわ言

チェンソーマン レゼ編も100億目前となり、入場者特典も第7弾配布開始となった。

特典目当てで観に行くことはあまりないのだが、この7弾は見逃せないと配布開始の土曜日に劇場へ。

いつもと違う三宮の劇場に行ったのだが、一日1回の上映もあってか朝からなのに席の8割は埋まっていた。

 

この7弾は集大成らしいできだと思う。ぜひ手に取ってほしい。

 

X界隈で相変わらずif結末が盛んだし、なんなら公式がifをやってしまうのだから仕方ないと言えば仕方ない。

と言いつつ私ももらっているのだが、チェンソーマンではこれが初めてゲットした特典だった。

 

ifがこれだけ盛り上がるのはラストが悲劇で終わるから、というのは異論がないと思う。

 

少なくともそのエピソードのヒロインの死で終わるという衝撃的なラストがあるからこそ、

界隈がその反動としてのifマンガを上げるわけ。

 

かといってそんなifを挙げる人が今作のラストに不満があるかと言えばそうでもなく、

魅力的なキャラが幸せであって欲しいという思いからなのだろう。

 

では今作がもしデンジとレゼが一緒に逃げたというラストならどうだったか?

 

おそらく、ifと限った話ではここまで盛り上がらなかったと思う。

 

ほとんどの作品がハッピーエンドで終わる。

エンタメだし多くの人がそれを求めているから、そのことは当然と言えば当然。

 

が、中にはそうではない作品もある。

鬱ラストとか言われる作品だ。

 

当初はなんだかんだと批判も多いが、意外と長く語られる作品が多いのも事実。

例えば「ダンサー インザ ダーク」。いまでも機会があれば話題にのぼる作品だ。

この場合登場人物が善人であればあるほど、悪人であっても魅力的であればあるほど

ラストの悲劇が落差として効いてくる。

 

マンガでは「スラムダンク」「ヒカルの碁」とか勝負物で主人公が

「負けて終わる」というのはなかなかに衝撃的だ。

「スラムダンク」は描写として敗戦シーンは無いが、花道はケガをし最後は欠場している。

「ヒカルの碁」では直接的に負けて終わる。

その後、「俺たちはこれからだー」的に幕は下りるのだが、物語全体からすると読者からすると

所謂「ジャンプ的」な展開からすると意外の一言だろう。

 

スラムダンクは2部が今でも?待たれているし、海外では海賊版で2部があったとか?

 

読者が作品や登場人物に対しどれだけ感情移入したかによるとは思う。

 

レゼ編に戻ると、原作があったにせよレゼが死んで、今後出てこないキャラという儚さが

無意識ながら観た人の心に何かしらの棘を残したのだと思う。

もう会えないとか見ることができないという、その空虚な感情は悲しい結末だからこそだと思う。

 

以前にも書いたが、藤本タツキ作品はすべてハッピーエンドというのが少ない気がして、

何かしらか喪失感とか得るためには失う者の存在があるという、錬金術ではないけど

等価交換的な要素がある。

 

今作のヒットでアンハッピーエンドな作品ばかりになってしまうのはとんでもないが、

チェンソーマンでいえばこの先、さらに凄惨な展開になる。

まあその時にはさらにif界隈が盛んになるのだろう。