10月23日


輾転反側するオデュッセウスのもとにアテーネーが来る。何故そんなに寝ないでいるのかとの女神の問いに対して彼は答える。「思案しているのです、どうやって求婚者達を征伐するか、こっちは一人で向こうは大勢なのを」と言い、更に続ける。


πρὸς δ᾽ ἔτι καὶ τόδε μεῖζον ἐνὶ φρεσὶ μερμηρίζω: (20-41)

そして更にもっと重大なことを心に思案しているのです


εἴ περ γὰρ κτείναιμι Διός τε σέθεν τε ἕκητι, 

πῆ κεν ὑπεκπροφύγοιμι; τά σε φράζεσθαι ἄνωγα. (20-42,3)

(即ち)ゼウスとあなたの計らいによって殺したとしても

どこへ逃げるかと言うことを。あなたにもそれをお考え頂きたい


そうだ、求婚者それぞれには親族も、仲間も、手下もいるだろう。館にいるものだけが相手ではない。征伐の実行が近付くに従って克服すべき障害も現実味を帯びてくる。


昨日クイズ番組を見ていたら、国語の問題で出来ないのがいくつもあった。覚えているのでは、例えば、

「『にやける』の意味は次のどちらか。①ニヤニヤする、②ナヨナヨする」

正解は②。これには引っかかる。

もう一つ、

「『会釈』は省略前の四字熟語では何というか」

仏教用語「和会通釈」の略で、原義は「相互に矛盾するように見える諸教義を照合し、根本にある真理を明らかにすること」だという。その原義から、理解するの意が生じ、理解したことを示すしぐさの意に変化してきた。

 なるほど、日本語にも学ぶべきことが沢山残っている。