8月16日


テーレマコス一行はイタケーに上陸する。テーレマコスは、自分は田舎に行く、他の一行は町を目指すようにと言う。そこで、ピュロス出航の時助命を求め保護されたテオクリュメノスがテーレマコスに訊く。私はどこへいったものでしょう、と。テーレマコスは応える。「他の時なら我が館に来るように勧めるところです、客人のもてなしに欠けるところはないはずですから。しかしあなたにとっては具合が悪いでしょう・・・」


χεῖρον, ἐπεί τοι ἐγὼ μὲν ἀπέσσομαι, οὐδέ σε μήτηρ (15-515)

悪いでしょう、というのは私も傍にいるわけにいかぬし、母もあなたに


ὄψεται: οὐ μὲν γάρ τι θαμὰ μνηστῆρσ᾽ ἐνὶ οἴκῳ
φαίνεται,
ἀλλ᾽ ἀπὸ τῶν ὑπερωΐῳ ἱστὸν ὑφαίνει. (15-516,7)

会わないでしょう、なぜなら館で母は求婚者達に滅多に

姿を現さず、彼らを避けて二階で機を織っていますので


母ペーネロペイアの最近の日常の一端が叙されている。


 今日は用事があり、昼に外食でスパゲッティを食べた。その店の名は「Lucciola」だった。どこかで聞いたことがあるが、はてどんな意味だったかと思って確かめてみたら「蛍」だった。そうだ。「ルッチョラ」。蛍らしいいい語音だ。

ギリシアにも蛍はいるはずだが、ホメーロスでは残念ながら登場しない。ホメーロスではどんな昆虫がいるかというと、蝉がいた。蜂もいた。しかし、四つ足の動物に比べると数は少ないようだ。