4月6日
オデュッセウスは館に入ると、ナウシカアーに言われたとおり、真っ直ぐに妃の下に行き助力を懇願する。
一同静まりかえるが、その場の最長老が嘆願者を保護すべきことを説く。そこで、
αὐτὰρ ἐπεὶ τό γ᾽ ἄκουσ᾽ ἱερὸν μένος Ἀλκινόοιο, (7-167)
豪勇のアルキノオス(直訳ではアルキノオスの力)はそれを聞いて
例の主語としての「力μένος」だ。
アルキノオスは、「今日はお開きにして明日オデュッセウス帰還の件について相談しよう。故郷に帰るまでは苦難を蒙らないように。しかし、故郷に帰ってから先は」といって続ける。
πείσεται, ἅσσα οἱ αἶσα κατὰ κλῶθές τε βαρεῖαι
γιγνομένῳ νήσαντο λίνῳ, ὅτε μιν τέκε μήτηρ. (7-197,8)
彼は服すであろう、定命と重い運命の女神達が
生まれてくる彼に糸で紡いだ限りのことに、母親が産んだそのときに
定命は変えられない。ゼウスでさえそうだ。したがってアルキノオスの言は成し得る範囲で最大限の厚意を表しているのだろう。
近所に「vio」をうたったカフェができた。地元でもあり店の造りが洒落ているので行ってみた。ベジタリアンでワインなども無農薬ものらしい。薩摩芋や人参の前菜、ネギのスープ、豆腐と蓮根のコロッケといった具合だ。ワインはイタリア産。いずれも旨かった。値段も一人二千円しなかったから手頃。
実はかつてその手の店に連れて行ってもらって、その味気なさに辟易して以来、ベジタリアンと聞くと敬遠していたのだ。見直さなくては。