1月6日
τίς πόθεν εἰς ἀνδρῶν; πόθι τοι πόλις ἠδὲ τοκῆες; (1-170)
あなたは一体どなたで、どこからおいでですか。国は、そしてご両親はどちらですか
客人(アテーネー)へのテーレマコスの問いだ。旅、故郷、家族、そして「誰か?」の問い。ここらへんはまだ『オデュッセイアー』の前奏部だが、詩編全体の主要テーマが立て続けに暗示されている感がある。
小寒。さすがに寒い。
それでも窓から見下ろせる保育園の園庭では子供たちが走り回っている。
「遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん、
遊ぶ子供の声きけば 我が身さへこそゆるがるれ」(梁塵秘抄359)
1月7日
アテーネーは客人を装って船でやってきたという。女神も平気で嘘をつく。
πλέων ἐπὶ οἴνοπα πόντον ἐπ᾽ ἀλλοθρόους ἀνθρώπους,
ἐς Τεμέσην μετὰ χαλκόν, ἄγω δ᾽ αἴθωνα σίδηρον (1-183,4)
葡萄酒色の海を渡って、言葉の異なる人々のもと
テメセーへと青銅を求めて、輝く鉄を持って(行くところです)
ホメーロスの時代の交易の様が髣髴とする。それとοἴνοπα πόντον(葡萄酒色の海)がいい。地中海ならではだ。
七草粥。葡萄酒色ならぬさ緑色。
さみどりに油断のやけど七日粥 拙作