初めてもらった手紙は誰から?
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今から55年くらい前。
少年雑誌の巻末には「ペンフレンド募集」というコーナーがあった。
名前と住所が書かれてあり、希望者はその人あてに手紙を書けばよかった。
私には、牡羊座の水星が第1ハウスにあり天王星と調和しており、これは強い社交性。
ためらわず、コンタクトを取った。
岩手県にいた同じ年の英子さんとは、それから8年間文通した。
私は牡牛座で彼女はおとめ座、これも調和が働き、とても楽しい文通が続いた。
少年と少女にお互いを語る「材料」や「趣」は無かったが、それでも礼儀正しく文通していた。
お互いが20歳になった時、茨城県の駅前で会った。
それから彼女は、時々東京のわたしのアパートに来るようになった。
賢明な彼女は看護婦になっていたが、私は都会の巷をふらふらしていた。
彼女には生活設計を整える精神的な成熟があったが、私には無かった。
彼女には将来を展望できる、大人の生活があったが、私は本当に未成熟だった。
彼女は私に抱かれながら「あなたのことは大好きよ」となんども言ってくれたのに
私は彼女を抱きながら、うつむいて、声も出なかった。
そのくせお金を借りたりして、私は卑怯で、クズだった。
偉そうなこと言ったり、夢みたいな話をして、別れのホームに来た。
発車ぎりぎりになって、また私は彼女にお金を貸してと言った。
2万円彼女は、無言で差し出した。
もう、別れると言うのに。
ごめんね・・
ぼくはあれから、東京の中を流れ歩て、とてもつまらない人間になった。
二度離婚をした。子どもが一人死んで、ぼくは癌になった。
北海道にはもういないよ。
