たとえば・・わたしの故郷、北海道を例にあげてもいい。
酪農家は昔から忙しかった。
昔から人手不足、それが当たり前で、ヘルパー制度が無ければ
365日、24時間、不眠不休のような状態になる。
最近は牛乳が売れない。
自民党は乳価を下げた。そして「牛を処分すれば補助金を出す」と言う。
餌代は高騰し、補助金は出ない。
最近ではインドネシアからきた女の子たちがヘルパーとして働いている。
大勢いる。8年前、熊本に行ったが、ミニトマトを収穫しているのは
インドネシアやベトナムの女の子たち、同じ構図だ。
そう・・例えばこの女の子たちが、賢明に、そして楽しく働き、地域に溶け込み
牛乳が「新しい商品価値」を生み出した、としよう。
女の子たちが、広告塔になり、人気を集め、次第に地域の人気者になって、
マスコミも注目するようになり、地場産業の復興の目となったとしよう。
女の子たちは大きな注目と、収入を得て、立場が強くなる。
地域に発信するプログラムも生まれる。
彼女たちは、家族を呼び寄せる。それは地域の新しい世代を生むことになる。
高齢化が進む中、彼女たちの家族が「若者たち」と呼ばれるようになる。
行政も対応する。住居、育児手当、教育手当、就労条件も変わって来る。
彼女たちは「過疎化する村を救うヒーロー」であると、誰かが持ち上げれば
皆、黙って微笑むだろう。酪農家は希望を感じるだろう。
「村を救う、ニューヒーロー!」「どこからともなく現れ、過疎と闘う!」
「がんばれ、君たちは希望の星だ!」
強い力さえあれば、その場は変わる、変えることができる。
たとえ異国人であっても、異星人であっても。
映画の中で、スーパーマンの両親が彼に「その場で繁殖せよ」と指示する場面がある。
私はとても深く、その言葉の意味を受け止めた。