次の時代を読む
次の時代を読み手を打つ
次の時代の人材を見つけ育てる
次生の父保三は全て出来なかった。
ただただ、自分が自分本位で周りの人間を使い捨てて生き延びていった、といわれても仕方がないであろう。
何故か?
時代を読めず、読めないから手を打てない。
打てないから人材を見つけられない。
見つけられないから、人材が育ちようもなく。
結局、その財産は相続人に食い潰されて挙句の果てはエゴでケチで冷たい人間と揶揄されてお終いである。
次生は何人の⬆を見てきた事か。
儚いものである。
人を利用してきた人生の終末は恐ろしい因果のブーメランが帰ってくるのを見届けて苦悶の中で溶けていく。
父保三がそうであった。
他にも何人も見てきた。
何故わからないのか?次生は不思議で仕方なかった。
要するに執着が強く、自分本位で、子供の事を考えているようで、他人に優しい振りをしていても、結局皆は見ていてわかっているのだ。
メッキは剥がれる。
土の時代の200年が終わった・・・
風の時代になっている事を彼らエゴイストは全く知らない。知る由もなく同じように考え、人を利用し生き抜いていこうとしている。
愚かな人達である。
わかるはずがない。
罪深い輩である。
あと数年で完璧に溶けていくであろう。
次生は次の時代の人材を集めている。
楽しみである。育ってきているのだ。
見ればわかる。人材か下僕か。
金で人を操る時代は遠に終わった。
これからの既に始まっている風の時代は200年続いていくのだ。
愛ある人格者が中心となってリードしていくのである。
金は滅びる。見事に終焉を迎える。
愛の時代が始まっているのを彼らエゴイストは知らない・・・