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さてさて、日々続くコツコツひとつひとつ。
見かねたミキくん(サラリーマンの息子です)が、優しい息子です。次の土曜日な、なんか手伝うわ。
あっそ!なんか手伝ってもらうことあるかな?
また、親子で消防車来るかも?
いや、今度は消防車とパトカーが来るかも?
なんか、ビル壊したはる!と通報されるかも?
とか考えながら、あっそ、ありがとうございます。とお礼を言う糞おやじ。
コツコツひとつひとつのおまじないをしながら、ドアが開きました!
救世主登場!
来たでー!
ボクは西壁を剥がして、あーしんど。
東の壁は、壁紙張り替えて終わりにしましょ。
と決断したとこ。
ミキくん、東の壁は壁紙でいいか?
いや〜ココも剥がすん違うか?
げっ?大変やで?と内心思いました、ボク。
出来るん違う?剥がせば?
ここまで言われると、ボクはミキくんの父親ですから。
せやなー剥がすでー。
ベリべり。あーやってもうたな。
俺やるから〜。
なかなか難しいな?
えっ?帰るん違うか?息子のミキくん。
お疲れ様〜、って言うて。
しかし、流石我が息子。
コツコツひとつひとつ、ボクの遺伝子は静かに継承されているのを確認しました。
続く
サンキュ