さて、あちこちから、蛍のニュースが届いています。
八王子市内には、まだまだ沢山の蛍スポットがありますよ。
もちろん、大乱舞なんてところは無いですが、
チラホラ・・・だったらまだまだ。
私の大好きな、めぐみ野からも、
ホタルの便りがありました。
よかった~。
そんなスポットの一つが、
私の活動する堀之内ですが、
なんとか、蛍を後世に安定的に残せるぐらいは、
保護していきたいですよね。
しかし、蛍の保護って、調べても、
実はよく分かりません。
ホタルの詳しい生体って、まだ謎が多いんですね。
一つ言えるのは、
ホタルの幼虫の餌になるカワニナがカギであること。
カワニナがいないと話にならない。
で、カワニナについて調べてみると、
・水の流れがあるところ(酸素吸入量が多い)
・石や窪みなど隠れる場所があること(大雨で流されない)
・餌となる珪藻類がたくさん生えていること
・一年を通じて水があること
・冬でも水温が10度程度あること
というのが、キーになるようです。
確かに、堀之内里山保全地域を例に取ると、
水田の水路付近では、蛍の数が少ないですが、
沢沿いだと数が多いです。
この写真の、林と水田の間に、沢がありますが、
この沢沿いに、蛍は多く見られます。
おそらく、沢のほうが、条件が良いのでしょう。
たぶん、酸素吸入量と、隠れる場所が効いているのでは?
ただ、沢の方も、
写真のように、沢の上に樹木が覆いかぶさり、日陰が続いています。
これは、冬場の水温と、日当たりという意味で珪藻類の成長には、
マイナスではないかと考えています。
なので、改善のためには、沢の上の樹木の伐採が有効なのでは?
と思うのですが、
果たしてどうでしょう??
こんな試行錯誤をやるのも、
里山保全活動の楽しさですね。