R219で熊本県に入ると、
湯前ふるさと農道という広域農道と、
途中から県道43号で、人吉盆地を走りました。
人吉盆地は広大で、
なんだか、北海道を走っているような?
それぐらい、雄大な景色です。
お昼前になったので
錦町のあたりで、ラーメン屋さんに入りました。
入ったのは左のラーメン屋さんですが、
右の「人生相談お祓い」の店が、
なんで、こんな場所に?という感じで、
興味をそそりましたね。
注文したのは、ちゃんぽんでした。
九州に行ったら、やっぱりちゃんぽんも食べたいのです。
お腹いっぱいの後は、R221を南下。
熊本県と宮崎県の県境の、加久藤峠です。
写真は無いのですが、この峠のループ橋は見事ですよね。
ここをバイクで走ったのは、私が21歳の時だったっけ?
それ以来です。
そして、宮崎県側のえびのに下ってきて、道の駅で休憩。
向こうには、霧島連山が見えます。
そして、反対側には今走ってきた、加久藤峠のループ橋が見えます。
この辺りは、霧島と言い、加久藤峠と言い、ツーリングに最適な場所ですよね。
で、ここから霧島へ・・・という考えもあったのですが、
先を急がねばならず、えびのから高速道路に乗りまして、
さらに南下。
馴染みの鹿児島空港を横目に走り続け、
今まで立ち寄ったことが無かった、桜島サービスエリアで休憩。
ちなみに、桜島と言う名前ですが、
桜島にあるわけではなく、桜島が見えるというだけです。
しかも駐車場からは、桜島はほとんど見えない。
そして、ここからさらに南下。
実家の最寄りの鹿児島北ICも通過し、
鹿児島ICも通過して、指宿スカイラインへ入り、
谷山ICで降りて、鹿児島市の臨海部へ。
到着したのは、谷山港。
目的地には、コンテナの簡易事務所があるだけ。
ホントにここか?
と思いながら、探し回ると、
フェリーの標識がありました。
ここは、鹿児島から種子島を経由して屋久島に行くフェリーが出ているのです。
事務所で確認すると、受付開始まであと1時間あるとか。
実は、このフェリー、予約ができないので、
早い者勝ちで、そのために早めに来たんです。
誰もいなかったので、一安心。
近くの物産館で買い出ししたり、
港の周りをウロウロ。
桜島が奇麗に見えました。
海保の巡視船も停泊していて、なにやら訓練してましたよ。
こちらは、別の巡視船「こしき」
海保の船はカッコいいですね~
そして、ついに乗船するフェリーがやってきました。
これです。
接岸しました。
御覧の通り、フェリーっていうよりも、貨物船?
でも、名前は可愛らしい?「はいびすかす」
このフェリー「はいびすかす」は、
鹿児島と種子島、屋久島を結んでいて、
貨物と旅客を載せる船で、バイクや車もOK。
そして最大の特徴が、
鹿児島を18時に出航し、種子島に21:40に到着。
種子島の港で一晩停泊した後、5時に再び出港し、7時に屋久島に到着する、
というスケジュール。
なので、船中泊しながら、朝から屋久島を堪能できるというメリットが。
で、17時過ぎからバイクも乗船開始。
この船尾のゲートから乗り込みます。
車両デッキというか、荷物デッキはこんな感じ。
バイクは隅っこの手すりに固定されます。
で、旅客スペースに入りますが・・・
シンプルな雑魚寝スペースが大小3か所のみ。
すでに沢山の人が座っていて、寝そべる場所を探すのが大変でした。
なんとか隙間を見つけて落ち着くと、
外へ出てみました。
ひとまず、展望デッキもあり、桜島も見ることが出来ました。
目の前にはコンテナが積まれ、
後ろには、「安全第一」の標識が。
そして、出航のタイミングで飲み開始。
これをつまみに、
こんなので。
ちなみに、船にビールの自販機があると思っていたので、ビールを買ってなかったのですが、
この船にはアルコール自動販売機は一切ありません。
もちろん売店も無い。
乗客は、カップルや家族連れ、高校生の団体など様々で、
展望デッキは賑わってました。
船は、谷山港を出港し、錦江湾を暫く南下。
両側の薩摩半島や大隅半島の景色と夕暮れを堪能したかったのですが、
この日は雲が多く、
夕焼けも見られませんでした。
そして指宿の沖あたりで暗くなり、
ひとまず晩飯タイムに。
当然レストランなど無いので、仕入れておいた弁当です。
で、しばらく部屋でウトウトしていたら、
種子島の西之表港に到着。
おぉ、懐かしい。。。
20数年ぶりかな?
そして、西之表港に着岸。
ここで、お客さんの半分ぐらいが降りてくれたので、助かりました!
それまでぎゅうぎゅうだった部屋が、やっと楽になる!
で、屋久島行のお客さんは、そのまま船に残り、夜明けを待ちます。
(つづく)