さて、熊野川沿いのR168に入ってきました。
懐かしい。
やっぱり、熊野川は雄大でいいね。
ところで、この日は天候が急変後、
気温も一気に下がり、走っていても寒い寒い。
そして雨が降ったり止んだり・・・ということで、
そういうときは、温泉に限ります。
ということで向かったのは、熊野本宮付近の温泉郷。
過去に何度も紀伊半島に来ていますが、
この辺りの温泉には、いまだ入ったことがなく、
今回、是非とも!というのもありました。
ただ、いつもなら、地元の共同浴場みたいなところを狙うのですが、
感染症の事を考えると、それは避けた方が良いだろうと、
観光客向けの一般的な温泉を選ぶことにしました。
が、ここ!という狙いがあるわけでもなく、
プラプラと走っていて、なんとなく行きついたのが、
こちらの、湯の峰温泉、「湯の峯荘」
駐車場には、こんな温泉の泉があって、良い香りが漂ってました。
そして、到着してバイクを止める所を探していたら、
中から旅館の方が出てきて、建物の軒下に手招きしてくれるじゃないですか。
ということで、有難く止めさせてもらいました。
雨が降る日は、こういうのって、本当に助かるんですよねぇ。。。
もう、それだけで、ポイント高いです!お薦め!!
そして、お風呂も最高でした。
内湯と露天風呂。
誰もいなかったので、撮らせてもらいました!
少しぬめりがあって、硫黄臭のあるお湯は、心地よい~。
源泉には、コップが置いてあって、飲用も可能。
やっぱり温泉は、こうでなくっちゃ!
しっかり頂きました。
子供のころから、温泉を飲んで育ってきたのでね。
そして、暖まった後、飲み物を飲んで、
ボーっとしていると、足がじわじわ。
そのまま寝てしまいたい・・・
が、そういうわけにもいかないので、再び出発です。
相変わらず、雨が降ったり止んだりの天気。
すでに午後3時を過ぎていたので、
そろそろ寝床を考えて、
海岸の方に出ることにしました。
R168を東へ戻り、そのまま熊野川にそって新宮まで出ると、
R42を南下します。
那智を過ぎ、串本を過ぎて、R371へ。
目指すは、R371沿いの七川ダム。
このダム湖付近で野宿することにしたのです。
が、七川ダムまでの途中で買い出ししようと思っていたら、
途中にお店が全くなく、
この写真は、七川ダム付近ですが、
やむなく買い出しのために、再び海沿いへ。
串本まで戻って、ようやく買い出しをしたころには、
もう午後6時近くになっていて、空も暗くなるばかり。
さらには、雨風が強くなってきました。
ということで、どこか野宿できるところはないかな~!と探していたら、
ふっと吸い込まれるように、国道の脇道へ。
勘です。
そこは、空き家に至る一本道で、
その空き家の手前のスペースに、
強引にテントを張ることに。
こんな感じ。
もう、雨風が強いので、贅沢言ってられません!
とりあえず、風よけ雨除けになりそうな樹木の下にテントを張りました。
そして、目の前はこんな景色。
この橋は国道です。
手前には、JRの線路。
電車がやってきたら、写真でも撮ろうかな~なんて。
そして、ひとまず晩酌開始です。
この日は、地元で仕入れた、
うつぼの揚煮と
熊野の日本酒
そして、ちびちび飲んでいたのですが、
雨風は、さらに激しくなるばかり。
テントは大丈夫かな~と思っていたのですが、
さすが、昨年買ったこのテントは、中に水が染みてきません。
よしよし・・・と思いつつ、
〆のカップラーメンを食べていたら、
より激しい雨音とともに、
テントの前室に、水が入り込んできまして・・・
あれよあれよと、水位が上がっていくではありませんか。
前室に置いていたスリッパや、ビール缶がぷかぷか浮かび、
そして、ランタンまで浮かんでひっくり返る始末。
最初は、おぉ~すげ~と思って眺めていたのですが、
テントの底が水圧で持ち上がってきて、
まるでウォーターベッド状態に。
私の足の部分だけが地面に接していて、ほかの部分はぷかぷか浮いてる!
さすがに、テントのシートを確認したのですが、水漏れは無し。
うーん、どうしたものか・・・。
この雨の中、撤収作業などしたくない・・・。
が、このままでは、いつテントの中まで浸水してもおかしくない。
ということで、雨が弱まったすきに、
外に出て、濡れても良い荷物を外に出し、
あとは荷物をテントの中に置いたまま、テントをズリズリと高台へ移動・・・
こうして、ようやく硬い地面に設置することが出来ました。
いや~、参った参った!
そんなドタバタがあったので、
この日は夜8時半に就寝。
幸い、寝袋が濡れたりすることはありませんでした。
新しいテントは優秀じゃ。
(つづく)