夜は、満天の星空でしたが、
時折、千切れ雲から雨がパラパラと降ってくるという、
冬の走りの天候。
でも特に問題なく、朝を迎えました。
寒さは覚悟していましたが、
とっておきの冬用シュラフや重ね着効果で、大丈夫でした。
5時前に起床。暗い中、撤収作業をしながら、
外の景色が明るくなるのを待ちます。
道路わきの黄色いのがテントです。
朝を迎えた川治湯元駅。
テントを張っていたのは、道端のこんな場所。
これは、たぶん水力発電用の導水管です。
で、唯一誤算だったのが、これが夜中、音を立てるんです。
ブーーーン・・・・
という鈍い音が時折して、ちょっと煩かった。(笑)
テントは、大量の落ち葉の上に建てたので、
下は、フカフカでした。
6時過ぎに撤収完了し、出発です。
山の上の方は、朝陽を浴びて綺麗でした。
さて、R121から県道23号に入って、川治ダムへ。
周囲の山々の紅葉が、朝陽を浴びて、めちゃくちゃ綺麗でした。
これは早朝ツーリングの醍醐味ですね。
車もいないし。
そして、川治ダムの堰堤でも記念撮影。
ダムの正面から朝陽が。
ササっと写真を撮って、再び走行。
コースは、前日のルートを逆走ってことで、
再び霧降高原道路へ。
前日も良かったですが、快晴の早朝の景色は、また抜群。
そして、この時は前には一台の車もなし。
六方沢橋から。
抜群の眺め。
そして、もう少し先の展望台でも。
前日にも写真を撮りましたが、
やっぱり早朝の眺めは、空気が澄んでいるぶん、素晴らしい。
遠くは筑波山まではっきり見えました。
そして霧降高原道路を走り終え、日光市街地へ。
ここから、どこに行こうかなぁ~と考えたのですが、
せっかく、ここまで来たら、
いろは坂に行ってみるか・・・
ということで、いろは坂へ。
ある程度の渋滞は覚悟していたのですが、
思ったよりも早く、清滝IC付近から渋滞の列が始まりました。
まだ、朝の7時40分ですよ!
道路わきの標識には、
ただ今の気温、マイナス1度
と出てました。
寒いわけだ。
断続的な渋滞をクリアしつつ、
いろは坂へ。
いろは坂は、ほんと久しぶりでした。何年ぶりかな?
一方通行の2車線なので、
前の車を、どんどんパスしていくのが気持ちよい・・・
のですが、明智平の手前から、再び渋滞。
なんとかかんとかで、やっと中禅寺湖へ辿り着きました。
やはり、日光は恐るべし。
中禅寺湖畔で、ちょっと記念撮影。
紅葉と、青い湖面が綺麗でした。
中禅寺湖畔を堪能した後、再び走行開始。
相変わらず車は多くて、
龍頭の滝の駐車場は、駐車場に入ろうとする車で渋滞してました。
いや、まだ8時半ぐらいのこの時間で、こんなに混んでたら、
この後は、いったいどうなるんでしょう?
その後、戦場ヶ原をスルーして、そのまま沼田方面へ。
前がつかえたので、いったんパーキングで休止。
この白いのは、雪です!
この辺りから、路肩にチラチラ、積もったばかりの雪が見えてきました。
やっぱり、昨晩降ったんですね。
金精峠間近から。
素晴らしい景色です。
写真を撮りたくなったら、すぐに止めて撮れるのが、バイクの良さですね。
向こうに見えるのが、金精峠トンネル。
このバイクで来るのは初めて。
で、金精峠トンネルに入って、出てみたら・・・
あれ?
路面が濡れてる。
そして、路肩は真っ白。
うっすら、雪が積もってる。。。
ここからが、苦難の道のりとなりました。
路面には大量の凍結防止剤が撒かれているのですが、
路面は濡れているのか凍っているのか・・・?
日向は良いのですが、日陰に差し掛かると、
道路一面真っ白で、
辛うじて、車のわだちの部分だけ、黒い筋がある状態。
写真を撮りたいな・・・と思ったのですが、
路肩は真っ白で、少なくとも数cmは積もっている。
止まったら、ヤバい・・・・!
ということで、ゆっくり1速走行。
めっちゃ緊張・・・。(汗)
反対車線から、バイクが登ってこなかったら、走行を断念したかも!
登ってくるバイクがいるってことは、この先は大丈夫・・・と信じて。
たぶん、あっちも同じことを考えているんだろうな~と。
そんな状態で、トロトロと緊張の連続の走行を続けながら、
ようやく危機を脱出したのは、
丸沼高原のスキー場を過ぎたあたり。
それまで、紅葉と新雪の美しい景色だったのですが、
とてもそれを楽しむ余裕はなく・・・。
それで疲労困憊状態だったので、
道路わきに出てきた「温泉」の文字に飛びつきまして、
停車したのは、この温泉。
白根温泉の加羅倉館。
国道沿いにある温泉で、
川沿いの、こんな綺麗な場所にあります。
早朝の9時過ぎにもかかわらず、開いていて、
しかもお値段が440円。
なんと良心的な値段でしょう。。。
私が入った時は、誰もおらず、温泉を独り占め・・・。
緊張の連続と、冷え切った身体には、
この温泉が、どんなに気持ちよかったか・・・!
思わず、あぁ~!!と、感嘆の叫びが出ましたよ。
お湯は、ほんのり香りがする、まろやかな優しいお湯で、最高でした。
やっぱり、寒い時期のツーリングでは、
温泉が最高ですねぇ。。。。
こんなに気持ち良いことは、なかなか無い!
これで生き返りました。
(つづく)
この日の、ここまでのルート。