今日も、ニュースでは、誰かが誰かを非難してますが、
誰かを非難したいときって、
自分の心で何が起きているか、知るチャンスです。
あいつ、許せん!
というとき。
ありますよね。
私もあります。
そういう時って、
相手に苦痛を味合わせたい、ですね。
そして、反省させたい。
それは、
相手に罪悪感を感じさせ、
そして、
罪を償わせたい。
ということでもあります。
「苦痛を味合わせる」の「苦痛」とは、
罪悪感の苦しみということが言えます。
「あぁ、私が悪かったの!?」
と思わせ、
後悔の念を抱かせて、
「私が悪うございました・・・」
と、罪を償わせれば、万事解決。みたいな?
相手が謝るまで、しつこく拘る人がいるのも、これですね。
で、ここまで来れば、
相手を非難した私は、
スーッと気持ちが楽になります。
それは、自分の罪が免除されたから。
相手が、罪を被ってくれたので、
私は悪くない。無罪です!!
と、胸を張って言えるわけ。
だから、安堵するのです。
この快感を感じたことのない人はいないでしょうね。
誰かを非難することに、人が拘るのも無理はない。
で、話を戻すと、
相手を非難したいときって、
自分の罪の意識、つまり罪悪感を怖れ、
それを隠したいということなんです。
それに気が付くこと。
だって、自分に何の罪悪感も感じていない、幸せな人が、
誰かを非難するなんて、そんなのあり得ないでしょう。
幸せなのに、非難する理由が無いし。
つまり、誰かを非難する人は、
自分は不幸で、罪を背負っているのだ、
ということを示しているわけです。
誰かを非難している時、
それに気が付くこと。
それが大切だと思います。
気が付くためには、
自分を客観視しなければなりません。
非難している自分に気が付けるように。
そんなの、私じゃない。
ほんとうの、自分を見つけましょう。