仕事柄、企業って何のためにあるのか?
みたいなことを考えるのですが、
突き詰めて言うと、
所詮、企業は「人の集団」であって、
そこに所属する人のためにあるもの、だと思います。
「企業」という「器」のためじゃない。
この「器」が、いくら長く続こうが、
この「器」が、いくら評価されようが、
その「器」の中の人が、
幸せでなければ、まったく意味がありません。
だったら、そんな「器」、要らないです。
「器」が大事なんじゃなくて、
その中身、つまり「人」が大事。
企業って、単に、
「市場」というゲームに参加したい人が集まった集団に過ぎなくて、
「市場」というゲームに歓びを感じる人たちが、
その集団の中で幸せを得るために、
参加しているのだと思います。
プロ野球チームが、
リーグ優勝を目指すことを目的とするように。
肝心なのは、
その集団の人たちが、
その集団にいることによって、
幸せを感じられるかどうか。
企業の社会的責任とかなんとか言われますけど、
本当の、企業の社会的責任は、
その企業の従業員を幸せにすることだと思います。
みんなが幸せになれば、
社会は平和になり、さらにみんなが幸せになる。
世の中の集団、団体は、みんなそうだと思います。
企業だけじゃなくてね。
国もそう。
そういう意味では、
みんなが幸せに、みんな仲良く、
を、最も大事にしている、
例えば大学のサークルなんてのは、
最も純粋な団体なのだなぁと思います。
もう、カッコつけて、
形式や建前であれやこれや理屈をこねまわし、
上品ぶった集団なんてのは不要です。
そんなの、人を不幸にするだけ。