先日参加した某シンポジウムで、
自分の過去を振り返る、みたいな簡単なワークがありました。
人生の波を表現したり、転機を明らかにしたり。
そうやって、過去を振り返ると、
今が見えてきて、
そして未来に向かっての活力が満ちてくる。
そういう効果を狙っているようでした。
確かに、そういう効果はあると思います。
が、それは一時的なもの・・・だと、思います。
人生を、より良く、充実させようと、頑張っても、
満足は得られません。
そして、そのうち時間が経って、
歳を取り、寿命を迎えます。
そして最後は、
後悔を残して死にたくない、
良い人生だったと思いたい、
そんなふうに思いますが、
そんなことのために、この一生を頑張ってきたのかと思うと、
なんだかなぁ・・・と思います。
私の過去世でも、何回か、
死ぬ間際に「俺の人生は何だったんだ・・・」
と思ったことがありました。
きっと、私はそうやって、何度も何度も、
割り切れない思いを積み重ねてきたんだな、と思います。
だから、今生では、
もう、そんなのはウンザリ!
自分という存在、
自分の人生とは何か?
真実が知りたい!
という思いが強いのです。
でも、やっと、やっと・・・
分かりました。
もう、この「人生ゲーム」は、そろそろ卒業です。
心の奥の、深いところで、
小さな小さな
歓びと安らぎの灯が、
輝きを放っています。
こんなこと言っちゃっていいの?と自我は言いますが、
いいのだ。