突然ですが、
長時間労働って、なんでダメなんでしょう。
私も、以前、長時間労働を重ね、
心身を壊し、痛い目に合っているわけですから、
長時間労働はダメなんて、
当然すぎる。
が、この当然のなかには、
隠れた前提がありまして。
それは、
「楽しくない労働の場合」
たぶん、楽しい労働だったら、
長時間だろうが、苦にならない。
確かに、まだまだ若かった新米のころは、
長時間でも辛くなかったです。
それは単に若いから、と思っていましたが、
そうじゃない。
だんだん、仕事が楽しくなくなってきたからで。
そもそも、
「労働」 = 「楽しくない」「辛い」
という固定観念があるんですよね。
特に日本人は。
それが当たり前すぎて、
「楽しく仕事をする」
という発想がない。
でも、楽しく仕事をすることは、可能だと思います。
だから、長時間労働の本質は、
長時間の労働が問題なのではなく、
労働の質が悪い、
つまり、楽しい労働ではないということが問題。
今月の残業時間が〇〇時間を越えたから、もうこれ以上は残業ダメよ!
〇〇時間を越えたから、産業医の先生に診断してもらいなさい。
・・・という会話に、
なにか空虚なものを以前から感じていましたけど、
それも当然か。
あ、別に長時間労働の抑制が、まったく意味がない、
と言っているわけではありません。
ドツボにハマっている時は、それが救いとなりますので。