先週の金曜日の夜のこと。
自然の会仲間のKさんから連絡がありました。
Kさん)鹿、獲ったんだけど、前足いる?
私)ま、前足?

ひとまず、ウチに来るというので待っていたら、
大きなビニール袋を抱えたKさんがやってきまして、
はい、と2袋渡されました。
暗くてよく分かりませんが、
この袋の中に、前足が二本入っているらしい。
皮ははいでるけど、しばらく血抜きが必要なので、
外にぶら下げておいて!
ということだったので、ガレージの中に吊るし、
この日は一旦終了。
そして、翌朝。
明るくなってからガレージを観に行くと、
なんともシュールな光景が・・・。
なお、以降の写真は、
念のために色を落としております。

これが前足の片側。
もう一本は別の場所にぶら下げてます。
けっこう、デカいのですよ。
骨も太いですし。
明るくなって全容が見えて、
こりゃ凄いな!と。
で、皮ははいであると言っても、
ほぼ足そのままですから、これを解体しなくてはなりません。
これじゃ、冷蔵庫には入らない。(爆)
解体なんて、やったことないよ!

ということで、まったく無経験ながらの解体作業を。。。
新聞紙を広げ、肉の塊を置き、包丁でそいでいきます。
うわ!進撃の巨人みたい。(爆)
筋肉や筋、そして訳の分からない膜など・・・。
こりゃ、どこが食えるのさ?

写真に撮っても、大きすぎて一部しか写りません。(笑)

なんとか切りまくって、ここまで小さくなりました。
思ったのは、
お肉屋さんって、スゴイ!
あんな、綺麗に分離できないって。
ひとまず、前足一本目、終了。

二本目も大きいです。
でも、鶏のもも肉みたいに単純ではなく。
ほんと、複雑な構造で、
部位ごとに切るのでしょうが、もう適当に切るだけです。

こちらも、なんとかここまでいきました。
そして、取れた肉はこちら。

これはカラーで大丈夫?
ということで、両足で、4~5kgは肉が取れたんじゃないでしょうか。
大変でしたけど、初めての経験で、
すごく興味深かったです。
思ったのは、
この、解体している鹿の肉と、
今、目の前にある自分の指や腕は、
肉という意味では、何の違いもないなぁ・・・
ということ。
生き物の神聖さは、
まったく違う次元にあるのだということを
思いますね。
お肉は、ありがたく頂きたいと思います。