お盆も過ぎて、今年のカブクワシーズンも終わりですね。。。
このビオトープでカブクワが見つかるようになって2シーズン目。
ちょっと今年を振り返ってみます。
最初に見つけたのは7月2日のノコギリクワガタ。

一昨年辺りから自然と生えてきたクヌギで、
今年あたり、樹液を出すのでは?と期待していたところ、
期待通り、幹の割れた樹皮から樹液が出てくるようになりました。

この幼木は、7月は調子よかったですね~。
このように、まだ幹の大きさが小さく、背丈も3mほどの幼木でも、
けっこう樹液を出すので、有望です。

成長スピードが速いですね。
それから、昨年から樹液ポイントだったこちらのクヌギ。

連日、ノコギリクワガタのペアが見つかりました。
このクヌギは、一度伐採されたクヌギから、また生えてきた木です。
いわゆる、萌芽更新されたクヌギ。
先ほどの幼木よりは大きく、背丈は5mほどになります。
この木も、幹や根元から、たくさんの樹液を出していて、


朝もですが、夜も色々いました。

もちろん、カブトムシもやってきました。


この木は、特に多かった気がするのですが、
もしかしたら、樹液の味にも、個体差があるのか・・・?

この枝の張り方が素晴らしい!
そして、それだけでなく、あちこちから樹液が出てきたのです。



ノコギリクワガタをはじめ、カブトムシ、コクワガタ、カナブン、そのたいろいろ。


坂の上から、木の上の方が見渡せること。
上のほうまで、じっくり虫探しができます。

昨年からポイントにはなっていましたが、
昨年はまったく見つからなかったこの木に、今年はいました。


コナラの木は経験的に、クヌギに比べると、あまり集まらない印象なのですが、

どうやら、こいつのせい?

それで、樹液がたくさん出るようになった・・・?

ただ、樹液が出ているからといって、カブクワがいる確率は、
やっぱりクヌギより低い気がします。

それから、ビオトープのクヌギで、枝を剪定したところから、樹液がしみだしていることがあり、

このように、切株に来ている場合もありました。
それから、今年は7月末ぐらいから冷夏傾向になりましたけど、
やっぱり気温には敏感な気がします。
パタッとカブクワが見つからなくなりました。
確かに、一般的に、カブクワは、蒸し暑い夜に活発に行動すると言われています。
また、雨が降ると動かない。
なぜなら、雨に濡れると飛べなくなるので、雨を嫌うのです。
だから、冷夏で長雨になってしまうと、見つからなくなる。
ただ、それだけでなく、樹液の出方にも影響している気もしました。
涼しい日が続くと、樹液の出方もいまいち?
それから、先ほど紹介した幼木は、
樹液が出ている期間が短く、
8月になると、パタッと出なくなってしまいました。
おそらく成長が早いので、樹液が出ている傷がふさがってしまったのでしょうか?
1シーズンの間でも、樹液のポイントは変動しますね。

これだけ出てたら、カブクワがいそうですが、
もう、シーズン終了の時期のためか、
見かけなくなってしまいました。
残念。

コクワガタは、越冬するので、活動期間が長いのです。
これからは、彼らの天下なのですよね。