昨日のMOTO-GP、オーストリアグランプリは、
めっちゃ痺れましたね!
最終ラップの最終コーナー。
あのマルケスの狂気のツッコミと、コーナーリングがさく裂。
そこで行くか~!!という場所で、無理やりインにねじ込み、
そして、絶対に曲がれないだろ~!
という勢いのまま、リヤタイヤを強烈に流しながらコーナーを立ち上がる技は、
マルケスしかできないね。
しかし、そんな怒涛のマルケス・アタックを絶妙にかわして、
最終コーナーを最初に立ち上がったのは、ドゥカティのドゥヴィジオーゾでした~。

ドゥヴィジオーゾいわく、最もバトルを避けたいライダーがマルケスとのことですが、
きっと、どのライダーにとってもそうでしょう。(笑)
いつ、マルケスが突っ込んでくるか、ドキドキしてたらしいです。
そしてマルケスも、闘争本能に火がついて、
リスクを考えずに100%アタックしたとのこと。
ほんと、今シーズン一番のバトルと言ってよいでしょう!!
序盤は、ロレンソが逃げ、ロレンソスタイルの復活か?と思わせる走り。
こりゃ、今シーズン中に勝てるかもね!
途中まで、ドゥカティ、ホンダ、ヤマハのそれぞれのファクトリーが団子になって・・・
あ、あとザルコもね。
なかなか手に汗握る展開でしたが、ズルズルとヤマハファクトリーが後退していき、
なんと、サテライトヤマハのザルコが、ヤマハ勢のトップに。
こりゃ、ヤマハとしては頭が痛いでしょうな。
あと、面白かったのがタイヤ選択。
リヤタイヤの選択が全然バラバラで、
ハードを履いていたのが、ロッシ、ヴィニャーレス、マルケス、ペドロサ。
ソフトを履いていたのが、ドゥヴィジオーゾ、ロレンソ、ザルコでした。
普通だったら、ハードを履いているライダーの方が後半有利なはずなのですが、
特にヤマハファクトリーの二人は、後半、タイヤがグリップしなくなり苦戦しました。
なのに、ザルコはソフトでもそこそこ速かった。
ザルコは、しかもフロントタイヤまでソフトですから。
ソフトタイヤで走り切れるザルコは、凄いと思います。

ランキング2位ですし、こりゃ本気でチャンピオン争いの有力候補か。
ちなみに、スズキは結果こそいまいちでしたが、
一発の速さでは、だいぶ盛り返しました。
引き続き、頑張って!!