昨夜の、MOTO-GP第5戦フランスは、痺れましたねぇ・・・。
スタートから、地元フランスのJ.ザルコがトップに立ち、
開幕戦の再現となりました。
一時は後続を引き離す勢いも。
一人だけソフトタイヤを選択ということでしたが、
ちゃんと最後まで持たせる予定だったとか。
解説の宮城さんも言ってましたが、ザルコはタイヤに優しい走り方をするのだと。
中盤に入る頃には、ビニャーレスに交わされ、2位に落ちましたが、
その後もしっかりついていきます。
そんななかで、なんとマルケスがクラッシュ!
予選から転倒が続いてましたが、まさか。。。
そして終盤、満を持して3位のロッシがザルコをパスし、
トップのビニャーレスに接近。

そして、ついにロッシがトップに浮上!!
あとは、ラストラップ!
しかし、途中のコーナーでラインを外し、ビニャーレスに交わされる!
でも、ロッシも接近したまま残り区間。
きっと、ル・マンの最終コーナーでパスする!と思いましたよ。
あのコーナーは、ロッシお得意ですからね。
ところが!
最終コーナー手前で、まさかのスリップダウン。

きっと、この時、世界中で誰もが「あ~っ!!」と叫んだことでしょう。
私も叫びそうでした!

だって、ロッシの調子の良さは観てて分かったし、
この展開だったら、ロッシが抜き返して、
やっぱりロッシ、強い!!と思わせるレースばかりでしたから。
再スタートを試みるも、マシンが動かず、
グッタリとうなだれるロッシの気持ち分かります。
勝てると思ったんでしょうね。だからガッカリ感が半端ない。

そして、ついに、ザルコが2位表彰台へ。
今回は地元フランスで、表彰台を期待されてたので、
プレッシャーも凄かったと思うのですが、
それを期待通り・・・というか、期待以上の成果を出すところが、
ザルコの只者ではない感を強くしましたね。
ほんと、今年中に、バックフリップを見られるのも夢ではない?
返す返すも、スズキがザルコを取らなかったのが悔やまれる・・・・。
1. M.ビニャーレス ESP Movistar Yamaha MotoGP (YZR-M1)
2. J.ザルコ FRA Monster Yamaha Tech 3 (YZR-M1)
3. D.ペドロサ ESP Repsol Honda Team (RC213V)
4. A.ドゥビジオーゾ ITA Ducati Team (Desmosedici GP17)
5. C.クラッチロー GBR LCR Honda (RC213V)
6. J.ロレンソ ESP Ducati Team (Desmosedici GP17)
7. J.フォルガー GER Monster Yamaha Tech 3 (YZR-M1)
8. J.ミラー AUS Estrella Galicia 0,0 Marc VDS (RC213V)
9. L.バズ FRA Reale Avintia Racing (Desmosedici GP15)
10. A.イアンノーネAndrea Iannone ITA Team Suzuki Ecstar (GSX-RR)
11. T.ラバト ESP Estrella Galicia 0,0 Marc VDS (RC213V)
12. P.エスパルガロ ESP Red Bull KTM Factory Racing (RC16)
13. B.スミス GBR Red Bull KTM Factory Racing (RC16)
14. S.ロウズ GBR Factory Aprilia Gresini (RS-GP)
15. S.ギュントーリ FRA Team Suzuki Ecstar (GSX-RR)
ということで、スズキのイアンノーネは、まったくいいところなく、10位。
辛うじてKTMよりは前になりましたけど。。。
しかし、今年はほんとにタイヤに翻弄されてますね。
前戦は全くいいところのなかったヤマハファクトリーが、今回は絶好調。
逆に、前戦で絶好調だったホンダファクトリーが苦戦。
そして、マルケスがクラッシュ。
あのマルケスが、ここまで転ぶってのも、異常事態ですよ。
良くも悪くも、タイヤがレースを左右する。。。
これは、サーキットによって、全く結果が変わってきそうで、
この先も全然見えないですね。
展開としては面白いのですが、
いつ転ぶかとドキドキしますな。。。