東京都保全地域ボランティア講習会の内容から、第二弾です。
保全地域の活動は、大きく「保全事業」と「保全地域の活用」からなります。
◆保全事業
保全計画に基づいて執行する事業を保全事業と言います。
保全事業における植生管理や施設管理については、東京都が執行するもの以外に、
地元市に管理協定を締結したうえで委託している地域も多いです。
また、平成19年以降に指定された保全地域については、
地元市が知事との協定により日常管理を行っています。
堀之内里山保全地域も、これに該当し、八王子市が主体で管理を行っています。
◆保全地域の活用
平成13年の条例改正で盛り込まれた内容。
この改正により、自然環境を損なわない限りにおいて、
ボランティア活動や環境学習の場として、保全地域を都民の方に活用してもらえるようになりました。
これにより、雑木林の下草刈りなど、都民が積極的にかかわれるようになりました。
また、保全活動には様々な活動主体があります。
現在、37の保全地域で、31のボランティア団体が活動しています。
(登録されているものだけ)
また、企業やNPOとの連携もあります。
東京グリーンシップ・アクションと呼ばれるもので、
NPOによる運営の下、企業の社員やご家族が、保全地域において、
緑地保全活動を通じた社会貢献をおこなっています。
それから、大学との連携もあり、
4地域では4大学と連携して活動しています。
(東京グリーン・キャンパス・プログラム)
私が活動している堀之内里山保全地域では、
残念ながら、まだ企業や大学との連携は、公式にはありません。
ただ、ユギ里山保全チームとして、
中央大学ボランティアセンター等との連携は行っているように、
個別のボランティア団体では、色々連携例があると思います。