誰もいないキャンプ場。
夜中に目が覚めたので、トイレに行こうと外に出ると、
空は満天の星空でした。

天の川がはっきり見える。
そして、星の数が多すぎて、いつもならすぐに分かる北斗七星やカシオペアが分からない。(笑)
ちなみに、トイレは照明もない年季の入ったトイレなのでご承知おきください。
そう言えば、よく聞かれるんですけど、
独りでキャンプ、怖くないですか?と。
これは、慣れですね。
慣れてしまって、それから適度に疲れていたら、
あっという間に寝てしまうので、不安がる暇もありません。

で、明け方5時前。

この日は、ちょっとだけスローペースで、4時半起きでした。(笑)
でも、このキャンプ場独り占め状態。
最高の贅沢ですね。

お日様も昇ってきまして、明るくなってきました。

6時過ぎには撤収完了し、バイクへの積み込み完了。

この日も湖岸道路を西へ走って、再び辰子像のところに来たので、
誰もいないし、またまた記念撮影。
なお、この時間には、急速に雲が広がってきまして、天気は下り坂。

駒ケ岳方面は、低い雲に覆われ、見えません。
立ち去ろうとしたところ、ふいに雲の切れ間から光が差し込んできまして、
辰子像の向こうの水面がキラキラ・・・



前日の、ブルーの湖面も美しかったですが、
この、モノトーンの田沢湖と辰子像も、ものすごく綺麗でした!
さて、ほんとは、このまま田沢湖一周道路をぐるっと回って、
乳頭温泉郷へ行く予定でした。
乳頭温泉で、朝風呂に入ろうという計画。
しかし、日帰り入浴は9時から。
まだまだ時間があるなぁと思っていたところ、
秋田内陸縦貫鉄道を撮影しながら時間をつぶそう!という考えがひらめき、
R105方面へ。
R105のコンビニに寄って、朝のコーヒーを頂きながら、
最寄りの駅を確認し、列車の時刻を調べました。
ちなみに、今はほんとに便利ですね~。
GPSで、最寄りの駅がすぐに検索できますし、その駅の時刻表もすぐに出てくる。
で、時刻表を見てみたところ、1時間以上も列車が来ない。
ということで、あえなく断念。
コンビニでゆっくりした後、再び田沢湖をぐるっと回り、
そのまま乳頭温泉郷へ向かいました。

そして最初に顕れたのが、鶴の湯。
乳頭温泉と言えばここ!というぐらいに有名な温泉。
24年前も、一度来ました。
でも今回は、乳頭温泉郷の別の温泉を目指します。


こちらは、温泉郷入り口付近の休暇村。

それから、こちらがすぐ近くの野営場。

結構立派なキャンプ場でした。

こちらが、温泉郷の奥にある蟹場温泉。

こちらは大釜温泉。

こちらが姫之湯温泉。
どこも立派です。

で、私が行きたかったのは、奥地の細い道路の先。

こちらが温泉の駐車場。

黒湯温泉と言います。

昔風の建物が並び、あちこちから湯気が昇ってます。
いかにも湯治宿風。

入り口には、新鮮な湧き水が飲み放題。

ここが受付です。
が、まだ9時前なので、しばらく待たせてもらうことにしました。

待ってる間に、温泉卵を頂きました。
さて、9時になり入浴料600円を払って、入場!
お風呂は、混浴風呂と男湯の二つがありまして、
それぞれ異なる源泉のため、泉質が異なる。
ただ、場所が離れている・・・!という難点。

ひとまず、より乳白色が強いという混浴風呂へ。
さすがに中は撮影できませんでしたが、
内風呂と露天風呂があって、いいお湯でした!
いかにも温泉!という硫黄臭と乳白色のお湯。
なお、今回はオジサンばかりでした。(いや、別に期待はしていませんけど・・・)
で、いつもなら、面倒くさくて、ここで終わるのですけど、
やっぱりもう一つのお湯も入ってみたい。
ということで、一度、服を着た後、
今度は男湯へ。

道の途中に、こんな場所や、

こんな場所(これは浴槽ではありません)

こんな場所があって、雰囲気満点。

で、こちらが男湯。

脱衣所のみ撮影。
内湯と露天風呂がありまして、
こちらも、いいお湯でした。
確かに、混浴風呂よりは色が薄いですけど、充分!
残念だったのは、露天風呂に囲いがしてあって、外の景色が見られなかったことです。
ちょうど目の前の沢で、砂防工事をやってる関係で、目隠ししているとのことでした。

最後に、お約束のコーヒー牛乳。
ということで、たっぷり乳頭温泉郷を楽しみまして、
いよいよ乳頭温泉&田沢湖を後にします。
実は、この日の天気予報が下り坂で、
夕方から雨が降り出し、夜中から翌朝まで大雨、という予報。
元々、田沢湖から先は、まったくルートも何も考えていなかったので、
ひとまず、雨をしのぐためにも、早めに野営できそうな場所を確保すべく、
西(秋田市)へ向かうことにしました。
(つづく)